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「わたくしめの名前ですか？お嬢様にお仕えする一介の使用人でございます。名など、そんな」 「お嬢様いけませんよ、使用人と手をつなぎたいなどと。華族である誇りをもってお歩きください。 　＿＿＿貴方は貴方が思う以上に眩しく輝いた存在なのですから」 「ふぅ……今日の家事はこれで終わり。体がばきばきだ」 「こうしてお仕えできているだけで幸せなんだ。この気持ちは墓までもっていこう」 烙が生まれた四辻家は「室町家（むろまちけ）の別名であり、 羽林家の家格を有する公家、藤原北家閑院流、西園寺家の一門であった。 そして江戸時代に起こった「猪熊事件」で没落した支流の一つ。 当時親密な交流のあったHO1の家に助けられ、それ以降HO1の使用人として代々仕えている。 （200年以上前のことなので、親から子守唄代わりに聞いていた藍烙は知っているが、HO1は知らない設定で！） その為、藍烙もHO1の家を大変敬っており、だからこそHO1に恋愛感情を持ってしまったことを恥じ隠している。 HO1同様元没落華族な為、現在のHO1の家のことは我が事のように胸を痛めており、 自身も身を投げうってでもHO1及びHO1の家を助けたいと思っている。 【職業】 奉公人（サプリ：クトゥルフと帝国） 【舞台】 時は1919、大正8年。第一次世界大戦が終わり、国中は終戦・勝利の喜びにあふれ、 異国からの文化の流入や、民主主義の発展（いわゆる大正デモクラシー）によって、 帝都は新しく華やかに移ろいでゆきました。 一方、その新しい波を受け、廃れ行くものもございました。 帝都では、戦争により多大な被害を受け、没落の一途をたどっていく華族も少なくありませんでした。 華族の令嬢であるＰＣ１の家も例外ではありません。 これは、その令嬢と、彼女に仕える使用人にまつわる物語です。 【HO1に関して】 ”あなたは財閥の令嬢である。 しかし戦争の影響により、家は衰退の一途を辿っている。 力のない自分だが、心配性の父と入院中の母がいるこの家を守るために身を捧げることも厭わない。” HO1の家は華族の一員で、代々地位と財産を築いていた。 しかし、時代の流れにより身分差がなくなり、経済活動に力を入れていない華族は没落していき、 反面、資本家など財力がある者の権力が強くなり、その地位が逆転した。 HO1の家もまた、他の華族同様、衰退を辿る一方だった。 もし没落してしまえば、家族は離散し、令嬢は金の工作の為に身売りに出されてしまうだろう。 そのような事情により、HO1の家に雇われた使用人の数は少なく、多くの役割を担うことが求められていた。 例えば、学校の送り迎えから、身支度、場合によっては相談相手となっているだろう。 【奉公人に関して（サプリ記載）】 当時は掃除も洗濯も炊事も、家事労働のほとんどは人力に頼っており、しかも燃料の薪や練炭は使用に手間のかかるものだった。 したがって大きな屋敷を構える者には日々の労働を担う奉公人の存在は不可欠だった。 奉公人の大半は貧しい農家の子で、年季奉公といって期間契約で部屋を与えられ、住み込みで働いた。 部屋といっても、使用人用の大部屋に大勢詰め込まれることがほとんど。 食事も粗末で、仕事はきつかった。 大半の奉公人は、重労働に明け暮れたあげく、そのままひっそりと天寿をまっとうしていった。 【公開HO】 貴方はHO1の使用人だ。 代々財閥に仕えており、この家を守ることで恩を返したいと思っている。 【秘匿HO】 貴方はかねてからHO1を慕っていた。 いや、愛していた。 しかし平民である自分が令嬢である彼女と想いを結ばせる事などもってのほかだ。 貴方の使命は「何があってもHO1を幸せにすること」である。 ※秘匿HOはPLからの開示はできない。 　もし相手のPL・PCに自分の目的や得た情報を渡したい場合は、＜KPの確認の上＞でPCを通して行う。

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