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吉井 亜也斗（よしい あやと） 男性　25歳 職業：バーテンダー バーテンダーを目指したキッカケは侑亜がテレビで 「バーテンダーってかっこいいね！」って言ってたことがキッカケ。 それまでは消防士とか警察官がいいな、って茫然と思ってたけど、 思春期の妹と疎遠になったり、万が一嫌われたりするのが嫌だったし、 お兄ちゃんかっこいいって言ってほしくて、バーテンダーになる決意をした。 英語圏のカクテルレシピからインスピレーションを受けたり、 海外のリキュールを輸入することも多いため、苦手だった英語を死ぬ気で覚えた。 自分が勤めているバーでも、たまに海外のお客さんが来るので、 英語やっててよかったな～とは思ってる。 妹を好きになったキッカケは、覚えていない。 多分、気が付いたら好きだったというか、 いつもの冗談交じりの「お兄ちゃん、好き！」を意識するようになってから、 もしかしたら自分は妹のことを恋愛対象として意識してるのかも、と静かに悩みだした。 自身が高校生になってから、同級生の女の子に初めて告白されて 何となく居心地の悪さを感じて、そこで確信した。 それ以来は、妹の言う「好き」はあくまで家族としてである、と自分自身に言い聞かせ、 仕事に没頭することで気を紛らわせ、いつか妹に恋人が出来て、この感情も自然消滅するだろうと期待している。 「いつまで寝てんだ、寝坊するぞ。」 「朝メシも弁当も作ってあるから、さっさと顔洗って来い。」 「……あぁ、そ。」 「冗談でも兄貴に向かってそんな事言うな。」 「俺は、ただ…お前が幸せだったら、それでいい。」 「俺のたった一人の妹だから。」 「……嘘。一人の男として、侑亜のことを愛してる。」 「——なんてな。」

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