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「…まあ、確かに、結果的には助けた？ってことになるかもしれねェけど。」 一人称:俺 二人称:お前、呼び捨て 三人称:呼び捨て、あいつ 刺芽　靭　おどろめ　じん グレーアッシュの長い髪を雑にまとめた、長身の猫背気味の不良生徒。せーとく生徒であるが、あまり姿は見ない。 性格: サディスト。倫理観は一応ある。 生誕: 生まれながらのオーヴァード。 物心ついた頃に、よく遊んでいた友人に前触れなく暴力を振るう、両親に暴力を振るう等の問題行動が見られた。 両親の教育で収まったため、それ以降は普通の子供のように育つ。 衝動: 人に対して親愛を表現する方法が加虐行為に置き換わっている。 大切な人ほど傷つけたくなる。暴力を振るいたくなる。暴力を振るわれることが友好の証である、と感じてしまう。 自分が異常である、普通でないことはすぐに気づくことが出来た。 出自:天涯孤独 両親と共に暮らしていたが、ある日、両親が死亡したと知らされる。海に浮かんでいるところを発見されたらしい。 両親が残した家と、保険会社からの莫大な保険金で生きている。 —が、現在は保険金には手をつけず、様々なお使い…で得た報酬で暮らしている。 両親の件で世話になった船戸さんや、近所のお婆ちゃんが気にかけてくれている。 経験:英雄と呼ばれて 自分が異常であると自覚し、人とは一定の距離を保ちながら、普通を振舞いながら生きていた。 普通に笑顔を浮かべて、普通に喋って、そんな暮らしを続けていたものの、限界を迎える。 精神的にも、状況的にも、耐えようのない孤独に置かれ、不安定な精神から人に反抗し、不良として認識される。 鬱屈したまま町を歩き…不良に絡まれた。しょうもない理由で。 人に暴力を振るってはいけない。分かっていたが、同じく問題児…不良と呼ばれる彼らなら、もしかしたら分かり合えるかもしれない。 売られた喧嘩を買ってボコボコにぶっ潰した。不良は恐れおののいて、逃げ去った。 次の日には報復で何十人もの不良が現れた。これに勝ったら、俺を認めてくれるかもしれない。ギタギタに倒した。奴らは逃げ去り、以降街で見かけても近寄ってくることも無かった。 喧嘩自慢の不良を、迷惑をかける不良を、悪さをする不良を、タイマンを申し込んでくる不良を、因縁をつけてくる不良を。 不良のみならず、裏社会の人間を、俺と同じく、異常と呼ばれる人間たちを倒し続けた。 今度こそ、今度こそと思いながら叩きのめした。いつの間にか、この地区の英雄だと呼ばれるようになった。 けれど、ただの一人も友達は出来なかった。皆、ただ遠巻きに見るだけだった。 もしくは、“正義”を為した人だと、憧れられた。俺はそんなものじゃ、無い。そう思っても、言えはしなかった。 戦い: 純粋に戦うことは好き。だけど、戦いが終わるたびに、相手との距離感を感じる。 普通の友達が欲しい。暴力を共通言語にできる人、敵対関係になく友好的なまま、傷つけあえる人が欲しい。 戦闘: 可燃性の金属粉を操る白兵型。 拳で殴ると爆発する。自分自身の手にもダメージが入るが、アドレナリンでウキウキしているのでまったく気にしていない。 その他: ・人を助けようとして助けているわけではない。 ・でもトラブルが起きてたら、首を突っ込む。 ・見捨てることもない。 ・良いことをしている自覚は無い。

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