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とうまち くおん 「芝居ができない僕なんて、価値がないから」 元 舞台俳優 父が舞台監督、母が人気女優という筋金入りの演劇一家で育った為、芝居以外のことをする時間もしようという気持ちも無かった。 毎日板の上で違う人間を演じている時だけ両親は「灯街 久遠」を認識してくれる。だから久遠は必死に芝居の腕を磨いた。 しかし2年前、舞台稽古中に足を負傷し、歩行以上の運動が出来なくなる。(主役を争っていた同年代の俳優が殺陣稽古中にわざと剣を足の間に刺し、久遠を転倒させるように仕向けた) 舞台俳優としての人生が絶たれた瞬間、久遠は目の前が真っ暗になった。 両親はもう自分を見てくれない。 芝居ができない灯街 久遠は、誰にも必要とされない。 彼は生きることに理由を見出せなくなり、一人で静かに死ねる場所を探している。 役者に必要な知識や洞察力、想像力、理解力はそれなりにあるが、精神的にかなり脆い為、一度自分自身に対してネガティブに思い込んだことを改心することが下手(両親に見放された、生きていても意味がない等) 一人称は僕、二人称は君 昔人魚の役をやって以降、海を見るのが好きになった

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