タグ： reo ピュアモル

彼は病弱だった　 長期入院を繰り返し、両親に迷惑をかけたきた 数年前家族が謎の病気にかかり、両親は死亡　その時にレネゲイトウィルスおよびRBに感染 それ以降は健康そのものだった 頭の中に響く衝動を除いては・・・・ RBが囁いた 「貴方には世界を動かす力がある 　創造することでもなく、砂に頼るでもなく、 　ただ、己の望む結果へと導く力が」 彼は今日も戦う 己の少しの力と、協力してくれるRBと他者の力を借りて・・・ RBについて 協力型RB「大母（リリン）」（性別；女）　ノイマン/モルフェウス/キュマイラ　Dロイス：達人 人を導く存在 人型RBとして生きていた頃はアンチマテリアルライフル（相当品）を3丁で戦っていた生粋の戦闘マシーン 彼女は出会う モルフェウスでありながら、創造が出来るわけでもなく、砂を操れるわけでもない、かつての己に似た存在に 彼は銃を３丁使えるわけでもない　丈夫な肉体があるわけでもない　何も出来ないが、確かに力がある存在 「彼は私と同じね」 始めは同情だった　次第に母性が生まれた　次に愛情が・・・ 彼女は彼に力を教えた　そして思う 「大丈夫、彼もちゃんと戦える」 昔の自分は今の自分を見たら、どう思うだろうか？ 笑うのだろうか？　蔑むのだろうか？ 今の彼女は満足している　隣に自分と己と同じ人がいる 彼とは運命共同体 死ぬ時も、戦う時も、ずっと一緒だ 「出来れば、永遠に一緒にいたいのだけれど・・・」 そんな呟きは虚空に消える

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