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(職業はるるぶ6版"狂信者"参照) ───『ウェルメイドプレイと運命劇場』HOネタバレあり閲覧注意─── ───以下『HO信者』秘匿──── あなたは幼い頃からずっと神様を探している。自分には自分だけの神様がいるような気がするのだ。そうしてついにあなたはHO 神様（以下、PC1）という神様を見つけた。あの劇的な出会いを経て、あなたはPC1が神様だと確信している。 また、あなたは非常に大きな名家の当主である。あなたは元当主の子どもであり、強い発言力を持っている。現当主の血が通っているならば妾の子でも長男長女でなくても構わない。 あなたの年齢がいくつであってもあなたが今の当主である。元当主はあなたに早々に位を譲り家族は全員それを良しとしている。あなたにはお金も権力もほしいだけあり、政治にも関与できる。あなたの意思一つでどんなことだって可能になるだろう。 あなたはあくまで跡取りという立場であるだけであり、職業をディレッタントで取る必要は無い。もちろんディレッタントで取得しても構わない。 あなたは神様であるPC1を見つけ、PC1を崇拝し、PC1を自分だけの神様にしたいと考えている。あなたは『PC1を自分だけの神様にする方法』を考え、決定すること。あなたに与えられた家の権力を使えば法的なことはどうとでもなるだろう。 ただしあなたはPC1に対して『自分だけの神様にしたい』という感情を抱いていることを隠している。なぜ隠しているかはPLが好きに設定すること。 あなたは自身の家がどのような名家（華道で繁栄した、貿易で繁栄したなど）なのか好きに設定して構わない。ただしあなたの家は数百年前から代々続いている。 ────────────── ｢神様。どうか、僕の為にその歌を。 どうか、僕の為だけに、その歌を。 ──僕が誰かを、■してしまう前に｣ ImageColor：朱殷(#740A00) Birthday：9/7 BirthdayFlower：クロユリ｢恋｣｢呪い｣ ImageSong：『愛して愛して愛して/きくお』 ■『京終家について』 古く平安の時代の高名な陰陽師の血を汲む家系。 五行思想に基づいた陰陽道により占筮及び地相などを職掌し、時の支配者たちの命運を司る重要な立場にあった。現代でこそ廃れてしまった文化ではあるものの、今も尚権力者たちに対して占星術や魔術的側面から助言をしたり、今後の指針を定めたりという役を担うことも多く、それ故に政治的な面での発言力も強い。 本家が有力者たちの界隈で持て囃されている一方で、分家に対しては周囲からの扱いに天と地ほどの差が存在する。現代人は占いや心霊事象に懐疑的な者も多いからだ。オカルトだと言われてしまえばそれまで。分家の人間には宗教家やスピリチュアリストとして活動する者も多く、メディア出演や執筆などをして傾倒者から金銭を得るという行いが目立つことも、拍車をかける一因となっている。 禊は、そんな京終本家の嗣子として生を受けた。 ■ 生い立ち 国の上層部が権力を得てきた背景には常に京終家が存在したといっても過言でなく、日陰の存在でありながらも富と名声を思いのままにしてきた。禊も例に漏れず、生まれた時から何不自由の無い生活を送ることができた。父は厳格な人間だったが、母は穏やかで優しく、禊に大きな愛情を以て接した。 しかし禊は、この世に生を受けた瞬間から、向けられた愛を｢愛｣だと理解する能力がどうしようも無いほどに歪んでいた。 彼には、生まれ持っての"殺人衝動"があった。 ○2歳の頃、初めて買い与えられたクマのぬいぐるみに鋏を突き刺し腹を裂き手足をもぎった。『どうしてそんな可哀想なことをするの？』と聞かれると、手足を失くしたぬいぐるみを大事そうに抱えながら、 ｢かわいそうってなあに？｣ ｢くまさんのこと、ぼくはだいすきだよ？｣ ｢だいすきだから、だいすきだよってきもちを、くまさんにつたえてあげたかったの｣ ｢──いつかおかあさまにも、だいすきだよって、つたえられたらいいなぁ｣ と答えた。聞いた使用人は齢2歳のこの言葉に背筋を凍らせたという。 彼の母は、禊の"だいすき"は人を傷付けること。それはとても悪いことなのだと教えた。 ○5歳の頃母に、家の近くにある遊園地に連れて行ってもらった。見渡す限りのたくさんの人達を見た禊は殺人衝動を抑えて自我を保つことが苦痛で仕方がなかった。 遊園地で、昔ズタズタにしたクマのぬいぐるみ(着ぐるみ)が歩いていたものだから、その衝動を抑える為にぬいぐるみの手足をもぎった。ぬいぐるみは動かなくなってしまった。割れ目から見えたのが白い綿ではなく、おびただしい量の血が溢れ滲み出てくるのを見て、禊はそれがぬいぐるみではなく人間が入った着ぐるみだったということを理解し酷くショックを受けた。人を傷付けてはいけないと、母から言われていたから。嫌われてしまうと思ったから。 この一件は京終家が圧力をかけて秘匿し事件ではなく事故として内密に処理されたものの、この件がきっかけで次第に遊園地は客足が離れ閉園、禊は遍く京終家の人間から恐怖と忌避を向けられるようになった。(きぐるみの中の人は五体不満足になりながらも一命を取り留めた) 古き時代から魔を払ったとされてきた一族が、彼の殺人衝動を"悪しき呪い"だと断じるのも致し方ないことだろう。一族は禊をどうするべきか三日三晩話し合い、そして三つの意見に分かたれた。 ひとつ、｢これは呪いではなく精神を犯す病だ。ならば殺すのは可哀想だ。現当主の子なら尚更、この子を殺すことは許容できない｣ ふたつ、｢これ以上被害が出る前に。危険が及ぶ前に。まだ幼いうちに。この時点で殺しておくべきだ。衝動が抑えられなくなれば一族は滅びるだろう｣ みっつ、｢悪しき魂を内包しているからこそ殺めるのは危険だ。彼は、現代で燻っている我らのことを憂いた祖先らが寄越した使徒ではないか。ならばいっそ、祀るべき存在ではないのか｣ 暫し対立したものの、結果として彼の父は息子を生かすという選択をした。（これは息子を愛していたからではなく、家督を分家に譲りたくなかったため） ○学徒として世間に出す前に、一族は有り余る金を使って彼を治療できる医者を探したが、彼の殺人衝動が収まることはなく、むしろ年齢を重ねるごとにその衝動は強まっていった。 物を創造しては原型を留めないほどに壊す、人の死を扱った本やメディアに異常な執着を示す、衝動を抑えるために自身の手を包丁で落とそうとする、そんな奇行が度々起こるようになった。あらゆる高名な医者が彼を診断し治療を試みたが、彼の衝動が治まることはなかった。 小学生に上がった時、周囲からの怨嗟の声と愛する息子への想いが板挟みに遭い、その罪悪感に耐えかねてついに母親が自殺した。 彼は悲しんだ。大好きな母が自分が原因でこの世を去ってしまったという、ほんの僅かに残っていた人としての感情と。 自死を選択し、自分を置いていってしまった母は、やはり自分を愛していなかったのだと失望して。 ○母の死以来、禊の奇行は治まった。精神的な成熟を経るに伴い、禊は自身の衝動を抑えるよう努めた。その甲斐あってか、一族が危惧していたこととは裏腹に小中高と問題を起こすことはなく、家名に恥じぬ優秀な成績で学業を修了している。 父は禊が高校に上がった頃に病死し、その際に家督を全て引き継いだ。一族の中には禊に家督を継がせることに反対する意見も多かったが、禊を“先祖の御魂が宿った使徒“だと信奉していた一部の人間を駆り立て、時に非人道的な手段をもって反対派を説き伏せ、自身の立場を盤石なものとした。 現在は大学二年生。 人と接触することを極力避けているため勉学はほぼ独学か、専属の教師とのやりとりのみで済ませており、大学は体裁を保つために籍を置いているだけで実質通っていない。人が多い場所には余程の理由が無い限り行きたがらないが、周囲に誰もいない高い場所から人混みなどを眺めるのは好き。お気に入りの場所は、自信が原因で廃墟となった遊園地。 〇"彼女"との邂逅 いつものように、人気のない遊園地廃墟で1人静かに過ごしていた時。数人の招かれざる客と遭遇する。それは、たまたま遊園地廃墟にたむろしていた、素行の悪い青年たち。 この場所でなかったならばスルーするところだったが、自身のテリトリーへの侵入を看過することは出来ず。 ──その後のことは、あまり覚えていない。 張り詰めていた糸が、ぷつりと切れるような感覚と。グラスを満たしていた水が、張力を失って零れていくような音が、自分の中で聞こえて。 生暖かい液体に塗れた自身の指先から伝わる拍動が、少しづつ弱まっていくのを感じていた、その時。 不意に耳を掠めた歌があった。 光に誘われる蛾のようにその声の主の元へと向かえば寂れた場所でただ一人、高らかに歌う“アイカ“がいた。 禊は、ただひたすらにその姿に魅入った。彼女の歌を聞いている間、自らの殺人衝動がすっと引いていくのを感じたから。 彼女こそ、自身が求めてやまなかった神なのだと。 (以来、禊は"彼女"を信仰するようになり、シナリオ本編を迎えることとなる) ■人間性 基本的には丁寧な物腰であり、育ちの良さが伺えるところだろう。常に微笑を浮かべており、感情の起伏も口数も多い方ではないが、アイカに対しては人が変わったように少年のような身振り手振りで接する。 家督を引き継いだものの、家のこととか正直どうでもいい。分家の人間のことは心底軽蔑しており、特に宗教家として活動する者たちに対し、自身への救いとなりえていない時点で彼らはニセモノだと一笑している。また、自身が抱える『何の恨みも罪もない目の前の人間を殺したい衝動』については、 『自分にないものを本当の意味で理解する事は出来ない』として周囲からの理解を得ようとは微塵も思っていない。 (自分だけの神様にする方法？とか書ききれなかった分はべったー［https://privatter.net/p/7225346］の方につらつら書いときます…これ以上キャラシが長ったらしくなるのもあれなので) 一人称：僕 二人称：君、アイカ(恭しく"様"を付けたりすることも) ｢ 神様、どうか。 どうか僕を■してほしい。 僕が、貴女以外を、■すことのないように。 ｣ ────────────────以下、運命劇場ネタバレあり─── 《通過シナリオ》 END：ウェルメイド・プレイと運命の■■ (両者生還) 後遺症：『暗黒の祖先』 獲得AF『劇場のナイフ』： 和室に転がっていた二本のナイフ。柄に繊細な花の彫刻が施されている。何故か非常に切れ味が悪く普通のナイフとして使うことは出来ない。 このナイフを持っている限り、あなたたちは『神格の退散』の呪文の成功率に+5の補正が常につく。 ただしあなたたちが同じセッションに参加しておりなおかつ一時的発狂をした場合、PC1の発狂内容は『自分の喉が切り裂かれている気がする（妄想）』になりPC2の発狂内容は『PC1を自分の神様にするために殺害したくなる（PC1への殺人癖）』に固定される。 自身で運命を選んだその証。 ・天空のダンスフロア/シナリオクリア ■ヒナゲシの冠 何故か枯れないヒナゲシの冠。きれい。いいによい。 これをつけて眠るとぐっすり寝れる。 ■ガラスの靴 普段使いには絶対に向いていないガラス製の靴。 普通に履いていると何かの拍子に割れてしまうくらいには繊細だ。 ただし、ダンスを踊る時だけは貴方の足にきちんとフィットし、何があっても壊れない。 靴を履いている場合のみ<芸術:ダンス>に +50% この靴を履いてダンス以外の行動(戦闘技能や探索行為)を行うと靴は粉々になる。

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