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CoCシナリオ『帳の嫁入り』HO3『かぐや姫』 ───帰ってはいけない。帳の外に望郷があろうと。 「あなたは【帰る】ことが苦手だ。ナビゲートの技能値が1%である。」 【セリフサンプル】 「こんにちは、なつき です。なっちゃん ってよんでほしいなぁ。」 「もしくは おねえちゃん でもいいよ？」 「……あれれ、ぼくのいえって どっちだった……？」 「まあまあ、あせったって いいことないよ～。おだんごたべる～？たべな～？」 「あぁ、”かえりたい” なぁ……。」 【呼び方】 一人称　ぼく 二人称　きみ/あだ名 【基本情報】 商店街の中心付近にある和菓子屋「ぬりごめ」の一人娘。 少し変わったイントネーションでふわふわと話す、電波系お姉さん。光の加減で紫がかって見える、長い黒髪が自慢。 家を出た瞬間に迷子になる。もはや才能。迷子の天才。頭はいいのに方向感覚はゼロ。地図も読めない。G○○gleMapに敗北し続けている。 なんなら「和菓子屋さんとこの子」というより、「迷子のあの子」として村の中で有名になっている。本人は不服。なんでや和菓子美味いやろ。 将来は家業を継ぐつもり。小さいころから手伝いをしていたので、大体の和菓子は一人で作れるし、腕も確か。でも買い出しには行かせてもらえない。 一人っ子なので”弟妹”に興味がある。ゆえに、年下に対してお姉ちゃんとして振舞っていることが多い。空回っていることには気づいてない。 天体観測(ぼーっと夜空を眺める)が趣味。寒い夜に縁側に出て、暖かい抹茶のお供に蒸したての饅頭を食べるのが最高なんじゃよ。 郷土資料を読むのも好き。日本昔ばなしを読んでる感覚。 【技能値について】 ・回避/鍵開け あまりにも迷子になるので、多動児用のリードをつけられたり、ひどい時は家から出してもらえなかった時期があった。 いやすぎて逃げ回ったり脱出を繰り返していたらそれっぽい技術が身についた。周りへの迷惑が強い。 ・聞き耳/目星/図書館 探索者なので。 ・精神分析/信用 精神分析（和菓子を食わせる） 信用（餌付け） ・応急手当 迷子になったときに怪我したら自分で対処するしかないよね。 ・制作（和菓子） 生活必需品。 ・天文学/歴史 趣味。 【備考】 迷子になり散らかして、探索しているみんなの足を引っ張りたいと思います！ 【HO】 ・HO3：かぐや姫 ───帰ってはいけない。帳の外に望郷があろうと。 「あなたは【帰る】ことが苦手だ。ナビゲートの技能値が1%である。」 世界はあなたを引きずり下ろした。だから道を閉ざし、あの場所へ帰ってはいけなかったのだ。 あなたは村の外に出たことがある。 どうやって出たのか、どこから出られたのかは覚えていない。 ただ外に出た瞬間、たくさんの腕があなたを絡め取り、この村に引きずり戻したこと、 何故か自分がその「外に出る方法」を塞いだことが記憶にある。 詳細な方法は分からない。 それから自分の意思でどこかへ出かけようとしても、まるで霧に惑わされるようにあなたは村で迷ってしまう。 しかしあなたはずっと、どうしても村の外に「帰りたい」と願ってしまっている。そこに大切な誰かがいる気がするのだ。 それと同時に、出てはいけないと己を律してしまう自分もいる。 せめて当時の記憶を取り戻したいと願うあなたは、月が出ている夜のみ、何か不思議な映像を見る。 【特殊技能】 月の出ている夜のみ、特定の場所でPOW*5を振るとなにかの記憶映像を見る。その記憶が何なのかはわからない。 また現時点でひとつ、あなたが大切な誰かと感じる人物との映像記憶を得ている。 それはあなたが大切だと感じるような人物であり、見た目や性別、名前、あなたとの関係性等もわかるような内容である。 【大切な人NPC】 名前：観月 史（かんげつ ふひと） 性別：男 年齢：20代後半 見た目：銀髪緑目 探索者をどう呼んでいるか：なつちゃん 一人称/二人称/三人称など：僕/君/あの子 探索者との関係性：幼馴染(近所のやさしいお兄さんポジ？みたいな？) 【名前の由来】 ・苗字→「竹取物語」より、かぐや姫が月人に攫われないよう囚われていた、周囲を壁で塗り籠めた部屋『塗籠』から引用。 ・名前→リンゴの品種「ぐんま名月」から引用。「名月」を「なつき」読みしてそれっぽく当て字した。

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