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『同居人』 糸霧 薺 (いとぎり なずな) 探偵 25歳 180cm 「糸霧 薺。探偵だよ」 「探偵業法？　知らないな...」 糸霧探偵事務所の探偵。飄々とした男。 助手の鳳凰堂蘭の家に寄生し、探偵事務所を経営している(してもらっている)。 警察の家系の生まれで、祖父と父は現役の警察。兄も警察で、母もまた元警察である。 警察になるのが嫌だった訳ではないが、探偵になることを望んだため、実家からは勘当されている。 蘭とは高校時代の先輩後輩関係。 女子にモテたいという理由から糸霧が設立した「糸霧なんでも探偵団(ボランティア部)」に蘭が入部したことがきっかけ。 ボランティア部では教師の手伝いや、校内清掃、落し物の捜索ぐらいしかやることはなく、教師にはモテたが、女子にモテることはついぞなかった。引退の時期に「サッカー部とか入ればよかったな…」と後悔した。 しかし、たまにあった恋人の不貞調査が妙に楽しかったらしく(破滅するカップルを見届けるのが楽しかった)、探偵業に本格的に興味を持つようになる。 大学は法学部に進学。アルバイトとして探偵事務所で探偵業も学び始める。 大学卒業後、いよいよ独立し探偵になろうとした時に実家からついに勘当され、無一文に。 どうしたものかと、街を彷徨っていたところ偶然、蘭と再会。そこからなんやかんやあって蘭のお慈悲で家(事務所)を用意してもらい、高校の頃のようにまた探偵業を共に始めることになった。 糸霧探偵事務所を立ち上げてから2年。依頼の数はまぁまぁといった感じである。

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