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[特徴]珍しい技能（5,9）＝芸術/エンバーミング [読んだ魔道書]『セク＝タウトの巻物』 [呪文] 　<幽体の大鎌>コスト：MP1/4　対象の名前を血で書くと、対象を目視できる場合に限り回避不可の1d5+10のダメージ。魔法防御無効。対象との間に物理的な壁があると使えない。 ネクロフィリアの聖職者。本名アラヌス・カヴァリエリ。出身はイタリアのフィレンツェで、とある医者の家系の次男。 ヴァチカンで神学を学んだが破門され、（キノトグリスのひそむ霧に誘われる形で）イギリスに渡った。いくつかの偽名を持ち、素性を偽っている。破門されているため本来は司祭ですらない。 生きている人間に興味が持てない。死体を集め、美しく整え、並ぶ柩に納めて飾り、共に暮らしている。身の回りの物を、死体から再利用したもの（エンバーミングの際に不要になった部位、修復不可なパーツなど）であつらえることも多い。 死は救済と考え、死に敬意を払い、安らかな眠りこそ慈悲とみなす。自らの意思で人を殺すことはよしとしないが、相手から救いを求められれば慈悲を与えることに迷いはない。 敬虔なカトリック……と見せかけて、実は彼が言う「神」はキノトグリスのことである（本人にその自覚はなかったのだが）。 またキノトグリスを敬愛・共鳴しているが、信仰しているわけではない。精神性がキノトグリスに近いため、彼女と共存しているだけである。彼は、あくまでもキノトグリスの代弁者なのだ。 死後はキノトグリスと同化したため、「自分をアラヌス・カヴァリエリだと思い込んでいる一般通過キノトグリス」という謎の存在になってしまった。 カルト教団<柩の杜>の創始者。<柩の杜>には穏やかな死を望む者達が集い、葬儀屋の神キノトグリス＝教祖アラヌスの名のもとに眠りについていく。いわば集団自殺を繰り返していく宗教団体のため<柩の杜>の在籍信者数は極端に少ないのだが、死という救いを求める者がいなくなることない。

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