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百合よ、改悛の念に首を垂れよ ✦✦✦【　取得技能（2010宗教家ベース）　】 　オカルト、聞き耳、経理、心理学、説得、図書館、歴史 　＋次の技能から1つ選択 　言いくるめ、信用、他の言語(漢文、梵語、ラテン語など) ✦✦✦【　特徴表　】 　急所を見抜く（技能値半分以下で貫通効果） 　格闘センスの持ち主（近接全50） 　暗黒の祖先　※フレーバー ✦✦✦【　HO聖職者　】 　貴方は隠渡に暮らす聖職者（神父or牧師、シスター）だ。 　隠渡に居座る新興宗教団体と対立している。詳細は秘匿HOと共に公開する。 　特記：必須技能【ラテン語】　推奨技能【芸術：音楽系】【医学or応急手当】 　地元民であり、町の中にある教会にて生活している。常時、地元民に対する交渉技能に+20の補正が付与される。 ✦✦✦【　HO　隠なる者　- 赤 -　】 　STRは18+1d7で決定、SIZは15+1d3で決定する。 　貴方には悔いていることがある。それは「人の輪に馴染めないこと」である。 　また、年齢は22～27歳程度が望ましい。 ※誕生日は7月25日 　探索者は隠渡町の町長をつとめる顔役「貴島八瀬郎（きしま・やせろう）」により育てられた孤児だ。 　君は生まれてすぐに実の両親に捨てられ、八瀬郎に育てられたと聞いている。 　探索者は町の人間や貴島家とは折り合いが悪く、職業HO問わず、殆ど隠渡町の住民と関わることはない。 　探索者は頭にツノのようなコブが生えており、牙は鋭く、体つきは大変大きい。 　さながらお伽噺に出てくる「鬼」のような特徴を有している。 　幼少期から学生期にかけては、この外見のせいで他者とケンカになったり、トラブルに見舞われたことも数多くあるかもしれない。 　現在は人並みにコミュニケーションが出来るが、頭のツノは絶対に周囲から隠したいという衝動にかられるだろう。 ✦✦✦【　探索者メイキングについて　】 　・HO赤は天涯孤独である。血縁関係に関する設定を作成することは出来ない。 　・PCは額にツノのようなコブがあり、その他、鬼のような外見特徴を有している。普段は必ず、それらの特徴を隠すように振る舞うことを推奨する。 　　立ち絵等を作成する際は、外見の特徴を隠すようなイラストがあるといいかもしれない。 ✦✦✦【　 石蕗 緋色 ― 性格・人物像　】 「俺は、“人とは違う”この身で、人を導けるのだろうか──。」 ◆基本性格 　寡黙で穏やか。目立たぬよう静かに振る舞うが、その瞳には“諦めずに生きようとする祈り”が宿っている。 　人に嫌われることに慣れている。他人と距離を取るのは習性のようになっており、避けられても動じないが、内心では小さく傷ついている。 　誠実で献身的。信仰と教義に従い、困っている者には黙って手を差し伸べるタイプ。だが“見返り”や“絆”を求めるのは怖い。 　怒りや激情を抱え込むタイプ。表には出さないが、抑圧された感情は深く、時に暴力的な形で噴出する危うさも秘める。 　子どもや動物に好かれやすい。素の優しさが滲み出る瞬間があり、無垢な存在にはよく懐かれる。 ▼①「鬼の子」と呼ばれた幼少期 　額の“コブ”と鋭い牙を持って生まれ、すぐに捨てられた彼を拾ったのは、貴島八瀬郎。 　保護されたとはいえ、　子どもたちからは「鬼の子」と恐れられ、喧嘩やいじめがあった。 　彼は「鬼のような姿をしているから、皆が怖がるのは仕方がない」と、ただ黙って耐えていた。 ▼②少年期：神の声との出会い 　「生まれに意味がないなら、自分で意味を創るしかない」と思い、聖書を読み、聖職者を志す。 　同年代の貴島サイとはぶつかり合うことも多かった。 　■歌：声を出せなかった少年 　幼い頃、他の子どもたちから「鬼」と怖れられていた緋色は、なるべく声を出さないようにして生きていた。 　声を上げれば怖がられ、喋れば睨まれ、笑えば気味悪がられる。 　　「黙っていれば、誰も怒らない」それが彼の処世術だった。 　だが、ある日。貴島家の納屋にいたとき、偶然耳にした教会の聖歌が、彼の胸を震わせる。 　※この時、教会から漏れたのはグレゴリオ聖歌や賛美歌など。意味は分からなかったが、涙が出た。 　教会に通い始めた頃、彼は誰もいない時間帯を選び、ひとり懺悔室や礼拝堂で静かに歌うようになった。 　声を出すと、自分の存在が“消えずにここにある”ことが感じられた。 　「神さまが聴いてくれるなら、人じゃなくてもいい」──そんな気持ちから始まった歌唱だった。 ▼③神学生としての苦悩 　十代後半、町の外での修練期間で一度隠渡町を離れる。だが、外の世界でも異形の身体は忌避される。 　ある修練教会ではツノを見られ、「悪魔の刻印」扱いされかけたこともある（神父が庇ってくれた）。 　それでも、「誰かの救いになりたい」という想いだけは消えなかった。 　■洗礼名：ミカエル 　自分に打ち勝てるよう、洗礼名はルシファー（悪魔）と戦った天使、ミカエルの名前にあやかっている。 　帰郷後、町の教会の副司祭として静かに奉仕を始める。 　隠渡町に戻った今でも、朝のミサが始まる前、誰もいない礼拝堂でひとり静かに賛美歌を口ずさむのが習慣。 ▼④現在 　聖海母団の出現により、町の人々の間に不穏が広がっている。 　一方で、正面から彼らと対立することは「暴力的な鬼の子に戻る」ようで恐ろしく、迷いがある。 　自身の過去、貴島家との関係、「神に仕える者」としての在り方 　あらゆる矛盾と戦いながら、今日も祭壇に立つ。

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