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藤巻　叶実（ふじまき　とうま）34♂ 木星のリヴァイアサン　HO1 26歳から弁護士という職に就いた。 弁護士になってから8年。個人経営を始めたのは5年前。 ◎弁護士を目指したきっかけ 父がベテラン弁護士で、実績もよくとても憧れの存在だった為。 …しかし、叶実が17歳の頃、父はとある事件の裁判で汚職を疑われる。（勿論そんな事実はない。実際のところはわからないが、検察側の工作では無いかと考えている。）評判はガタ落ち。それからというもの、国民からの信頼はどんどん薄れていき、その後父が弁護士として生きていくことはなかった。 …生きていくことは、なかった。 父は精神的ショックから、事件の1年後に叶実と母を残してこの世を去った。 何故、父が死ななければいけなかったのだろう。あんなに活躍していたのに。父の背中は大きくて、異議を唱える姿はまるで絵画に描かれているような英雄のようだった。それなのに、どうして。 悔しくて、悔しくて仕方がなかった。 いきいきと仕事をしていたのに、もっとやりたい事はあったはずなのに。 …父の想いを、絶対に途切れさせない。 父がここに戻ってくる事はもう絶対にないけれど、今度は自分が、父のような大きな存在になるのだ。 その小さな体で、今日も法廷へと歩いていくのだ。 ◎その他のこと ペロペロキャンディが好き。 素直で前向きな性格。 ただ緊張しいなので、裁判の前日はいつも沢山の深呼吸とペロペロキャンディで心を落ち着かせている。 身長が低いこと自体は気にしていないけれど、子供と間違われるので毎回身分証を見せたりしなきゃいけない事が悩み。稼ぎが少ないので間違われた時子供料金でサービスを利用してやろうかとふと頭によぎることがあるが、職業柄絶対にしないようにしている。 ◎秘匿に関わること （↓木星のリヴァイアサンHO1ネタバレ↓） 伊織は下積み時代の3年間、とてもお世話になった先輩。優しく、時には厳しく指導してくれた、まさに理想の先輩であった。 下積みを終え、事務所を開業する準備が順調に進んでいると報告しようとしたある日、リヴァイアサン事件の犯人として逮捕されたという知らせが入った。 伊織先輩が？何故？彼女は絶対にそんなことしないのに。 …また、同じことが起きてしまうのだろうか？それとも、今回の件は真実なのだろうか。 …否。『人を信じれずして、何が弁護士か』。彼女が毎日のように言い聞かせてくれた言葉だ。人を信じれない弁護士なんて、弁護士失格だ。自分は彼女を信じる。犯人ではないと。かならず証拠を掴んで、彼女を解放して見せる。 マツとは、5年前事務所の開業準備をしている時に、目の前で倒れ込んでいたところを介抱した。記憶を失っていたこともあり、そのまま何処かへ預けるのも可哀想に思ったので、暫くの間は引き取ることに。助手のような存在が出来てウキウキしている。（叶実は助手だと思っているようだが、側からみれば身長も相まってほぼ友達のような関係に見えるだろう。マツも、もしかするとまだ彼が34歳だとわかっていないかもしれない） まだ14歳ということで未来ある若い少女だが、これをきっかけに裁判や法律に興味を持ってくれたら良いなと思っている。 … 【HO1：名もなき弁護士】 ▼第一の秘匿 　探索者は弁護士になって5年以上10年未満の弁護士である。弁護士を目指すきっかけは自由に決めてもらって構わない。 　ただし、「依頼人を最後まで信じ抜く」という主義があるものとする。   ▼第二の秘匿 　探索者には「花手毬マツ」という助手がいる。彼女は今から5年前に事務所の前で倒れていたため、探索者が介抱した。花手毬は以前の記憶をすべて失っていたため、必然的に探索者が面倒を見ることに。   ▼第三の秘匿 　探索者には5年前まで、「伊織風音(いおりかざね)」という先輩がいた。しかし、伊織は現在とある事件の犯人として逮捕、死刑判決を受け服役中である。 　探索者は何度か面会の希望を出したが、伊織は全て拒否している。 　唯一渡された手紙には「伊織風音は死んだ。今後、その名前を口に出さないよう」とだけ、書かれていた。   -とある事件- 世間では「リヴァイアサン事件」と呼ばれている。警察側が厳戒な情報規制を行っているため、詳細は不明。 　逮捕された際に伊織が「リヴァイアサン……」と呟いたことが事件名の由来らしい。  

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