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パジリク古墳群の大墳墓から出土したアイスメイデン。状況から、主葬者ではなく副葬品と思われる。 出土時の古墳内部は氷漬けであり、どのミイラも保存状態がよかったが、この少女はひときわ状態がよく、さながら生きているようだった。研究者のなかのオーヴァードが少女のアイスメイデンのレネゲイド反応に気づき、UGNに引き取られる。 UGNでの調査の結果、氷塊の中で肉体をも凍らせ2500年に亘って肉体を維持してきたことがわかった。解凍してやると意識を取り戻した。言葉を喋ることは出来ないが人間の声に反応したため教育を施される。中国語やロシア語より日本語やモンゴル語の習得が早かったことから、①彼女がアルタイ語族の言語話者であったこと②ある程度の記憶を保持していること、が推測された。 結局、アルタイ語族圏で最も大きなUGN日本支部に身柄を委ねられることになり、表面上はチルドレンとして、実質的には古代種研究のための出土品として取り扱われている。取扱責任者は神崎であり、彼から多くの言葉を学んだ。 とはいえ日本語はまだ不自由で、知らない言葉、間違えて覚えている言葉、発音できない音などは多い。口数の多いほうではないが好奇心は旺盛で、初めて知った言葉はこっそり復唱していたりする。 (雪の人形/2ndここまで) 社会生活を経て日本語も達者になってきた。身長もとっても伸びた。 実際何歳なのかはよくわからないけど、とりあえず高校には通うことになった。K市県立高校の1年生。 Co.11-E(Collection11-Extra/コレー/地下から還った若い娘) 胡(中国北西)の岑からやってきた

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