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名前の読み:すいらん ほまれ 旧姓:伏久野(ふぐの)譽(元ネタ:ふぐのほまれ【不虞之誉】) 名前の由来:しゅつらんのほまれ【出藍之誉】 弟子が、その技術や能力において、師匠を超えること。 もとになったものより、そこから出てきたものの方がすぐれているという意味。 現在の家族構成:義父母(譽が婿に入っているので同じ出藍の名字)・息子 ｰ 祷(いのり)(現在12歳、小学校6年生) 関わり深い故人:婚約者 ｰ 琴音(ことね)(13年前に死去)・義姉夫婦 ｰ 鈴音(すずね)・響(ひびき)(11年前に死去)・ 　　　　　　　 恩師(義姉夫婦と同じ理由で死去)・父母(20年前に死去) 専門の界隈では、変わり者で有名な科学者の夫婦から生まれた譽。 親戚付き合いというものはほぼなく、今でも伏久野側の親族に会った事はない。 薬品や検体、発明や実験に囲まれて過ごした幼少期。 不思議な事に、双方の親から不器用ながらも愛情は感じられる家庭だった。 夫婦仲は寧ろ良すぎて子供が恥ずかしくなるくらいだったが、両親の発明を何よりも楽しみにしていた。 両親は譽が生活力がありしっかりしている子であると認識していた為、 小学生になる頃には家事を教育した後に、自身のラボに引き籠もり家を空ける事が多くなった。 それ自体は譽も苦に思わず、淡々と日々を過ごしていたがそんな彼にも幼馴染が出来る。 両親の恩師であった孫(響)と学区の地主でお隣さんだった、出藍一家の子供(鈴音と琴音は双子)だ。 家が近所だったのと、賢さが譽と同等レベルで大きな衝突も無く、 周りも仲良しグループと認識し、気付いたら小学生から大学まで同じ進路を歩んでいた。 譽が15歳の頃に両親が何者かに殺害され(恐らく発明の権利関係で逆恨みされた末の殺人)天涯孤独となるが、 警察により犯人は逮捕された(この時刑事の対応が素晴らしく、警察の道を志すようになる)後に、 恩師(響の祖父)が譽を引き取り、高校大学の学費や生活の面をサポートされることとなり、 その間も精神面を支えてくれた響とは義兄弟のような関係になる。 出藍姉妹とは友情以上の関係も育んでおり、大学卒業と同時に譽は琴音へ、響は鈴音へプロポーズした。 愛や恋という感情は譽はほんのりとしか理解できていなかったが、 幼馴染達が居てくれたから自分は存在できており、大事にしてくれる人が居るという実感はできていた。 故に、13年前に起こった婚約者の事故死(点滴の中身を間違えた医療事故)と、 11年前に起こった恩師と幼馴染達の死(テロ組織による飛行機のハイジャック)は、 譽の心を壊すのに充分過ぎる程の不幸だった。 まだ天災であったら諦めがついたかもしれない。 だが、譽の大切な人達は全て人災によって失われてしまった。 自分が大切にしたいと想う人ばかり、自分の元から居なくなる。 人を恨む事にも疲れ、無気力になるも根底の翳りは拭えず毎晩悪夢に魘される。 精神も肉体もボロボロになっていく譽を支えたのは、義理の両親であり、 鈴音と響が遺した子供…祷だった。 まだ赤ん坊だった祷を仕事先である海外に連れて行く事はできず、彼等は実家に預けたのだ。 忘れ形見である祷は、琴音とも良く似ており思いやりのあるいい子である。 そして、本来は義理の息子である祷を、義父母は幼馴染夫婦の遺言状に則り、 祷を譽と琴美の息子として育てることになった。 響と鈴音は分かっていたのだ。自分達にもしものことがあった時、譽を繋ぎ留める存在が必要な事を。 腐れ縁だったからこそ分かる、譽の悪癖や自己の薄さ、優しすぎる性格を見越して書き記していた。 その遺言状は今でも金庫にしまい、祷は成人した時に真実を伝えようと思っている。 譽は警察学校を卒業後、無事に警察として勤務を始めるが、祷を理由にキャリアの道を断っている。 普段の育児は義父母にお世話してもらっているが、彼等に甘えっぱなしも良くない。 何より、純粋に慕ってくれている祷に寂しい思いをさせたくなかった。 祷の為に日々を過ごすようになり、過去の傷も少しずつ癒えてきた。 罪悪感も優しい嘘も、人類への諦めも、見ないふりをしている。 今度こそ、大切な誰かを失いたくないから感情を希薄にして、淡々と日々を過ごす。 刑事としての職務も、父親としての生活も、ちゃんと全うしたら償いになるのだろうか。 ただ、穏やかに、木漏れ日のような人生を過ごしたいだけだったのに。 【バックストーリー等】 イデオロギー:科学には全ての答えがある。貴方は人類の浅ましい欲望に対し、静かな絶望を抱いている。 　　　　　　 科学がどんなに発展しても、人は人を傷付け奪い愉悦する。同じことの繰り返し。 　　　　　　 人類が愚かで無ければ、自分の大切な人達は亡くならなかったかもしれない。 　　　　　　 人類は、『次』の段階に進むべきだ。それに気付けないのであれば、もう滅ぶしかないのかもしれない。 　　　　　　 人類が『解』を見つけたその時は、まだまだ人類は捨てたもんじゃないだろうと言えるのかもしれない。 ★重要な人々:息子 ｰ 祷(いのり)(現在12歳、小学校6年生)、義父母(お義父さん、お義母さんと呼ぶ) 　　　　　　 彼等は、自分の人生に意味を与えてくれた。生きてくれと願われた。 意味のある場所:重要な人々の墓(婚約者・義姉夫婦(幼馴染)・実の父母) 　　　　　　　 赦されるのならば、すぐにでも同じ土の中に眠りたかったが、それを貴方達は赦してくれないだろう。 秘蔵の品:去っていった人の形見 　　　　 家族写真と修学旅行に行った時の写真(自分を含めた幼馴染4人の写真)(手帳の内ポケットに入れてある) 特徴:色男 容姿描写例:夜を人型にしたような、目の下には隈がありくたびれた中に色気がある、 　　　　　 儚げな印象がある白衣を着た男(このどれかが入ってればOK) 住まい:杉並区荻窪駅から徒歩15分くらい(車通勤)、小さな庭園がある２階建て日本屋敷 　　　 (義父母は1階に住み、譽と祷は2階に住んでいる、築50年以上のものを一度リノベーションしていて耐震性ある状態) キー・コネクションは★印で記載

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