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名前：北条律（ほうじょう りつ） 年齢：27歳 仕事：養護教諭 一人称：僕 二人称：生徒→○○(苗字)さん/先生→○○先生 好きな物：棒付きの飴 タバコ(銘柄：ウィンストン・キャスター) ━━━━━━━以下設定━━━━━━━ ・糸目で目を開いてるところはあまり見た事がないと言われている（？） ・常にですます口調 ・飴玉とかくれる優しい保健室の先生！ ・「北条先生、車の中でタバコ吸ってたよ！」「え！？マジ？ギャップ〜！！！｣ ━━━━━━━━━━━━━━ 昔から「聞き分けの良い子だ」と言われてきた。 良い子でいなくちゃならない そんな呪いが僕を縛り付けた。 大きな事件といえば小学6年生の時、いじめっ子に「お前は親無し子だ、今の親は本当の親じゃない」とからかわれた事があった。ついカッとなって取っ組み合いになった。我を忘れて殴りかかった。やめてくれと泣き叫ぶいじめっ子の横っ面を殴った瞬間、僕は「聞き分けの良い子」の呪縛から開放された気がした。あぁ、気分がいい。僕は皆の言う''良い子''じゃないのかもしれない。そう思った。 それからだ。僕が友人両親問わず暴力を振りだしたのは。流石に育ての親を殴った時は後悔した。でも「暴力はやめて。良い子でしょ？｣ あぁまただ。''良い子''。この反吐が出そうな言葉を聞く度に拳を握った。 もうひとつ大きな事件といえば、中学二年生の夏の事だった。 僕にも親友というものが出来た。そいつを階段から突き落としたんだ。あいつが突然「律、お前は良い奴なんだけどさ、なんていうかその…噂なんだけどさ、暴力を振るってたりしないか？」なんて言うから。良い奴。そうか、お前も僕をそんな風に呼ぶか。 僕にとってもはや噂などどうでも良かった。その一瞬の出来事の中で覚えているのは ジワジワとうるさい蝉と、落ちていくあいつの怯えた表情だけだ。 幸い彼は足の骨を折るだけの軽傷で済んだ。 僕のことは公にはされなかった。が、学校へ駆けつけた両親はすぐに話の穴をみつけ僕の仕業だと見抜いた。「お願いだから、外で暴力はやめて」 そう言われ、両親の判断で他校へ転校することになった。 高校生になってからは気を紛らわすために頻繁に飴を口に入れた。20歳を超えるとそれがタバコになった。これを吸っているうちは心が落ち着く。世間から見たらこんなものただの害しかない麻薬だが、寧ろ僕にとってはその世間様に馴染むための薬だ。 良い子。僕はこの言葉が大っ嫌いだ。未だにこの言葉を聞くと手が出そうになる。 それなのにこんな職に就いてしまって。 まぁ養護教諭が嫌な訳では無いけど、人を傷つけてた僕が人の傷を癒すなんて とんだ皮肉だ。

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