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「背徳感と快感、両方を味わえる品物が煙草なんです…！ふふふっ、考えるだけで幸せになります…♡」 ----------------------------- 【咲来の性格】 快楽主義者。今の幸せや快楽が最優先。 「青春の愛」や「友愛」を好み、愛着を持った物・人への執着が強い。（現在の快楽や幸せを維持させたいという欲。） 好くいえば「一途」。 悪くいえば「未練がましい・しつこい」。 ----------------------------- 【咲来について】 大正ロマンをモチーフにした喫茶店『アルメリア』でウエイターをしている。 誰に対しても敬語で接しており、まわりからも「清楚系お嬢様」と認識されがち。 本当は煙草を独自流で楽しむことが好きな残念美人である。 (誕生日：1月25日) 咲来の煙草の吸い方は独特で、甘い物を食べた後に吸う。(いつでも甘いものが摂取できるようにパールチョコ(ミルク)を持ち歩いている。) 煙草とスイーツ(特に洋菓子)のコンビは格別らしく、味覚や香りの変化などを楽しむタイプ。 好きな煙草の銘柄は『バージニア・エス・アイスパール　5㎎』。 大学時代から今でも関係が続いている友人たちのことが大好きで信頼しており、そのメンバーといるときはいつもより多く煙草を吸っている。 咲来自身が心置きなくいれる存在である。 無自覚に人を寄り付けてしまうため厄介な絡みやナンパは日常茶飯事である。 そのため、言葉で通じない場合は「ごめんなさい！ちょっと痛みます！パンチ♡」を致し方なくする。 （友人がいたら「ごめんなさい…。今日は、この人の相手をしなきゃいけないので♡」といって、腕をがっちりホールドしながら断る。迷惑。大変迷惑。） ビッチ扱いされるのは、大変不愉快だとよく話している。 恋愛は興味がある程度。 もし仮に「恋仲」になるなら、「素直」かつ「直球に」告白してほしい。 また、より自分の思想に近しい人物か、自分の性格をより理解している人物に限る。 ここまで人を選ぶ理由については、咲来いわく、 「あら？利害で出来上がる恋愛なんてないでしょう？快楽や欲に溺れるからこそ、恋愛は成り立つと思っているのです。相手の『幸せ』が『快楽』であると仮定するなら、自身にとっての快楽を素直かつ直球に言ってくださらないと、『苦のない人生』を共に歩むことなんてできないはずです！『目の前の幸せや快楽』を維持して、溺れて、逝きたいのなら、それくらい当然ではありませんか？ …どうしたんですか？そんな顔をなさって…？え、話が違うだなんて…。私の話を聞きたいと言って近寄ってきたのはあなたでしょう？無礼にも程がありますよ。 …まあ、何方からの情報を信じて私に接触したのかは存じませんが、今日お話したことはあまり言いふらさないでくださいね。ふふふ、約束ですよ。それではまたお会いする機会がありましたら、よろしくお願いいたしますね。…では♡」 「はあ…。こういった方、増えてきているんです…。煙草の香りが私からほんの少し漂った途端、「話が違う！」と憤慨する人、自分の幸せや恋愛の価値観を話せば「話が違う」と怯える人…。 つまらない呼び出しにわざわざ予定を空けて「面白い話や相手が考える快楽の話が聞けるかな」と思った矢先これです…。 実直に自分のお話しすることほど楽しくて、幸せなことはないと思うのですが…。 …やはり『恋愛関係』になるなら、私をよく知っている人に限りますね…。例えば、『友人』とか！…ふふふ、冗談です♡ 私が好むのは『恋愛』ではなくて、『友愛』ですから。勘違いなさらないでくださいね♡」 ----------------------------- 【咲来の家系】 咲来は和菓子の老舗『小町屋』を代々営む名家「小町家」のご息女。現在進行形で家出をしているため家族とは疎遠。 誰にもバレたくない、かつ咲来自身を家柄で判断されることを避けたいため黙っている。 ----------------------------- 【家出の経緯や煙草との出会い】 ・和菓子の老舗『小町屋』の跡継ぎは代々「男性」。いわゆる長兄一家。 ・しかし、生憎6代目は女の子。それが咲来だった。 咲来が生まれて以降、子宝には恵まれず。小町家の跡継ぎ問題が起こる。 ・現在は5代目(咲来の父)が『小町屋』の店主をしている。しかし、小町家の方針の決定権は基本的に、先代からの指名、もしくは年長者にある。 亡き4代目からの指名により、小町家の方針の決定権は4代目の妻(咲来の祖母)にある。 ・咲来の祖母は、長兄一家の伝統を守りたい。女はそのための手段と跡継ぎを支えるために存在すると考えている。(繁殖機みたいな考え方) そして祖母はとある決定をする。それは「咲来にお見合いをさせる。ゆくゆくは我が家名、小町に恥じぬ名家のご子息と咲来を結婚させ、その間にできた子、長男を6代目にしよう」というもの。 ・5代目(咲来の父)と咲来の母は、勿論反対しようとした。「咲来に自由も人権もない」と。 しかし、5代目(咲来の父)と咲来の母は、亡き4代目(咲来の祖父)の反対を押し切って結婚したことが弱みとなっていたため、祖母の絶対的な決定に従わざるをえなかった。 ・両親は泣き、謝りながらこの話を咲来に伝える。しかし、咲来は微笑みながら「いいですよ。」と快諾。（両親は娘に許されたと思っている。許してはいない。呆れられている。） 咲来にとっては「お見合いが楽しければそれで好い。先のことより今の幸せを考えよう。」程度の問題だった。両親や家の倫理観が救いようがないことは、最初からお察しだった。 ・しかし、何回お見合いをしても咲来にとって、しっくりくる人が現れるはずもなかった。 ありきたりな言葉で咲来を褒めちぎり、祖母の機嫌を損ねないように努め、自分のことは一切話さない上辺だけの男ばかりだった。 ・なかなか相手が決まらないことに、祖母と両親が憤慨。 ・咲来は思った。 「確かに私は恵まれている。多分、どこの家よりも満たされた環境に私は生きている。将来も安泰だ。でも、今の私は幸せではない。こんなことをしていてもつまらない。身勝手な救いようのない人ばかりで見苦しい。……もっと、もっともっともっと面白い人、楽しそうな人と出会いたい、話してみたい。自分らしく生きてみたい。それさえ叶えば、自分の求める幸せに近づけるはず。」と。 ・家出を決意。夜遅くに隠れて家出。 「ここは、もう私の幸せには不必要ですね。さようなら。…私が姿を消したら、今よりもっと小町家は面白いことになるんでしょうね…。ふふふ、その光景を見られないのは残念です♡」 ・家出から数日。女友達の自宅に泊めてもらいながら生活しつつ、一人暮らしの部屋も見つかり、引っ越しの準備をしながらアルバイトを探していた時に煙草と出会う。 ・バックヤードから路地裏にでてきた、同い年ぐらいのファミレスのアルバイトをしている女性。 制服姿で煙草を吸っていた。 ・咲来はその光景を見て、たばこを吸ってみたいという欲が湧く。 「…今、彼女は人前に出る制服に、あまり人には好かれない香りを纏うことを理解しつつも自分の快楽のために吸ってるんですよね？これって、最高の背徳感と快楽ですよね…！ふふふ、今の幸せのためだけにできる最高の行動原理ではありませんか…♡」 ・結果、アルバイトは制服を着るもので、賄いで甘いものが支給される喫茶店を選んだ。 喫茶店を選んだ理由は「制服を着て背徳感を味わいつつ煙草を吸いたい。加えて、美味しくて好物なものを食べた後に、より自分の好きな煙草を吸えば幸せが持続するから。」(煙草デビューもこの時期) ・現在も続けている、甘い物を食べた後に吸うというルーティーンができる。(いつでもこの吸い方ができるようにパールチョコを持ち歩くようになった。) ・煙草を吸う量が増加する。結果、大学内の喫煙所を出禁になる。(ヤニカスデビュー) 結局、校舎裏で吸うことに。 そこで、煙草繋がりの友人ができる。(今でも関係が続いている。) ・大学卒業後、喫茶店『アルメリア』の専属ウエイターになる。(実質、アルバイトがインターンみたいになっていた。) ・現在に至る。 ----------------------------- 【REDLINEDEADLINE後の咲来】 ・多場さんや水希さんのその後が気になっている。（面白いことになっていたため） ・その裏で自分だけがまとも(不定の狂気なし)に帰ってきてしまったことに後悔がある。 ・猫君の死は受け入れてるが友人を愛してやまない咲来なので、たまにブログは覗いている。 あの日に起きた奇々怪々な出来事は咲来にとって楽しいことだった。 癖の強い煙草を吸ったような感覚。一本じゃ足りない。もっと吸いたくなるような。 「もう一度、非日常を味わって、吸い尽くしたいです…♡」 咲来は日常に飽きている。人が定義する「普通」からは快楽が得られなくなりつつある。 愛してやまない友人と過ごした非日常。 同年代の友人の死。 身にやってくる不幸。 頭がクラクラするような儀式。 生き残った友人の変化。 人生でこんな貴重なことが一斉に起きるだろうか。 この出来事はいつも吸っている煙草の快楽すら超えたのだ。 …なのに。自分だけまともに帰ってきてしまった。なんで。もっと快楽に溺れたかった。 あんなスリルと快感がもう一度味わえたらいいのに。 ----------------------------- 【Hog その後】 後遺症：《人肉食への願望》 相手の肉を食べた場合のみ。あの味が忘れられなくなる。 ………………… 水希さんからの電話を切った後、ずっと笑みがこぼれる。 どうしよう！煙草を超える美味しさがこの世にあるだなんて！ 最高の快楽が見つかった！もっともっと味わいたい。溺れていきたい！ 折角なら今度は煙草と一緒に味わおう。そうしよう。 私は人が定義する「普通」からは快楽が得られなくなった。しょうがない。 だって、あんな非日常から最高の味覚を得てしまったのだから！ ----------------------------- 【いい子にしてるか黙ってろ】 ・緊張症（２ヵ月）

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