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「幼い頃、死にかけたことがあるんです。山に迷い込んで野生動物に襲われて。薄暗い森の中で血まみれで倒れた時は、子供ながらにもうダメだと思いましたね。 でも、助かったんです。姉に聞いた話だと、家の前に倒れてたらしいんです。帰ってきてよかったってみんな泣いて喜んでたんですけど、僕は知ってるんです。 この話をすると、みんな嘘だって、伝説は伝説だって言うんですけどね。 あの日、僕を助けてくれたのは、天狗だったんです。 うなされる死にかけの僕を抱えて雄大な空を飛んだことを覚えている。誰に否定されようと、僕は覚えている。 夢じゃないかって？いや、彼の腕に包まれた時の暖かさ、その真っ直ぐな瞳の雄々しさはまさしく現実だった。 その時僕は彼のようになりたいと思った。誰かを助ける人に。 そしていつか、あの時の恩返しがしたいんです。だから、僕は探偵になったんです。」 小さい頃、雪城町の都市伝説である天狗に命を救われた。 その後、彼のように人助けをし、さらに彼を探す為に探偵となった。 姉はUGNで支部長をしているが、彼はそのことを知らない。 普段は高校生として学校生活を送る傍ら、探し物や情報収集などを請け負っている。 報酬としてもらうのは金銭ではなく「都市伝説につながる情報」。 あくまで彼の目標は天狗を探し出すことなのである。 性格は姉と似ており理知的で物静か。 非オーヴァードであるが、実際は天狗に接触した事により半分覚醒している。そのため、ワーディングの影響を受けにくい。 持ち前の記憶力は医者にはサヴァン症候群だと言われているがこれもイージーエフェクト「写真記憶」の効果。 現時点ではまだ完全覚醒はしていないが、その可能性がある為姉とローザ・パスカヴィルの指示により監視下に置かれている。 妖刀「薄羽切(ｳｽﾊﾞｷﾘ)」(没収中) 種別：白兵 技能：《白兵》　　 命中：＋1　　 攻撃力：２３ ｶﾞｰﾄﾞ値：３　 射程：至近 解説：鎌倉時代に黒羽渡が『鬼狩り』を名乗る者から預かった対妖用に打たれた太刀。製作者の『鬼(オーヴァード)』に対する怨念が込められているためか、オーヴァードに対しては異常な切れ味を見せる。 このアイテムを所持しているキャラクターが暴走している場合、この武器しか装備・使用できず、攻撃対象は必ず「シーン」、射程「視界」になる。この武器を所持しているキャラクターは、オーヴァードとの戦闘開始時に必ず意思判定(目標値20)を行う。この意思判定に失敗した場合、暴走する。この時、衝動は必ず"憎悪"となる。

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