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庭師　End-A HO1 境遇 幼少期より、警察官であった父に憧れ、正義感を持って育った。 「広く学び、誰かを守れる人間になれ」という父の教えもあり、背中を追うべく、警察官を目指すことのできる大学の法学部へ入学することになる。 しかし19歳のころ、捜査中の父が事件に巻き込まれ殉職してしまう。そのショックと、自分はこのまま本当に警察官を目指していていいのか、と迷ううちに度々塞ぎ込むようになってしまう。 3年生になったある日、大学で「相模原涼」という学生と出会った。彼女は同じく警察官を目指しており、1つ後輩であったが面倒見がよく、塞ぎがちだった朝来を気にかけ、明るく振る舞った。彼女の励ましにより、朝来は徐々に心を開き、明るさを取り戻していった。 相模原に背中を押され、再度警察官を目指すようになり、互いを鼓舞しあった結果、それぞれに試験を突破し、無事二人とも警察官となった。 着任後は離れたそれぞれの配属先にて仕事に追われ、たまに連絡をとっては互いに情報を交換したり、愚痴を言い合ったりするような関係であったが、4年前に零課が発足し、相模原とともに所属することとなった。 時を経て共に仕事をするうち、自分の大事な場面を支えてくれた相模原の存在の大切さを改めて実感し、彼女に気持ちを伝え、公にはできなかったが恋人となった。 それからは仕事も私生活も充実し、朝来は課のチーフを任されるに至った。相模原も持ち前の明るさで、班の成長に貢献していった。自分も班のメンバーを信頼し、今後自分が皆を守らねばならないと気持ちを新たに固く誓った。 これからも共に歩んでいこうとしていた最中、3年前、相模原が死体として発見されるという形で、突然別れが訪れた。 しばらくは呆然とし、深い悲しみと守れなかった後悔に押しつぶされそうになったが、彼女の死を悼んでいたのは自分だけではなく、班の皆も同じだと気づいた。 父を亡くした自分を彼女が支えてくれたように、今度は自分が皆を支えなければ、と強く思い直し、彼女の死を受け入れ乗り越えるために、「庭師」について捜査を続けている。

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