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ををは低身長である。 そのことに目をつけよく小学生のいじめっ子から「チビ」と罵られたり、弱いと思われて暴力を振るわれた。 それを見返してやりたいと願ったのが筋肉をつけたがるきっかけとなる。 親にも内緒で、筋トレとプロテイン。小学を卒業するころには見違えるほど(低身長ながら)屈強な女性になっていった。 ただ、中学でばれた。両親に(むしろバレなかったのが天才だが)。両親はいつの間にかかわいさのない体へと成長していた彼女を恐れ、ともかくこの異常な成長をこれ以上するなと、ビンタしたのだった。 それ以降、両親からの暴力が続く。無心で耐えていたもののどんどんと過激になってしまう両親。ついには両親も身体を鍛えてから殴り始める始末。 流石に反発した彼女は、両親を自身の力でねじ伏せてしまった。両親をほぼ半殺しにしたのだ。 その現状は、これまで(両親から彼女への)暴力の音声が近隣住民に伝わっていたために速攻で対策されることとなる。そこで出会ったのがぬえだった。 ぬえは彼女の力量を買い、両親から隔離するとともに探偵事務所に置くことにしたのだった。 それから『見た目に惑わされぬ強さ』を大々的に追い求めることが出来るようになり、今に至る。 なお人類学を学んでいるのはその延長線上、『人類の弱点』をある程度把握しておきたいがためだ。 懐中時計には未だ優しかったころの両親との三人が写った写真が入っている。そこには「をつめ」という名前が書いてある。 実際本名はそれなのだが、名乗る気はないようだ。

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