タグ： 北しら

▼ 　穏やかに笑う青年。 　外の世界のことをあまり知らず、本や旅人の話、テレビなどでしか見聞きしないため若干世間ずれしている。 　基本的に自分の事に関して興味を向けないので、館の面目に関わらないプライベートタイムだとクソださい格好で死んだように過ごしている。働いている時間が一番充実しているし満たされている。 　現状の環境、また己の事に関して酷く視野が狭い。そして自覚している。 　一般的観念で見れば不幸かもしれず異常に見えようともこの居場所が大事であることは絶対に変わらない。 　自身が不幸であると思った事はない。敬愛する方達に仕えさせて頂いて恵まれていると思っている。 　外に憧れる事はなく、おこがましくも厚顔ながら、出来るのなら、この身果てるまで頭夢児家に仕えたいと思っている。頭夢児家の方と言うだけで好感度が+100ぐらいされる。満点。 　使用人としてのラインを逸さない様になるべく品行方正に、理想的な使用人であろうと努めてはいる。が、隠し切れていないそれは尻尾を生やした犬のようである。 　自分が、彼ら「家族」とは別の存在である事は理解しているので、どうか少しでも多く幸せに過ごしていただけるよう祈っている。お手伝いもさせていただきたい。使用して頂きたい。 「はい、私は、使用人でございますから」「お客様、それは困ります」 「おかえりなさいませ！お勤めおつかれさまでございます！」 　使用人仲間相手だとちょっと幼くなる。語彙も解ける。 　自分が頭夢児家の皆様のファン（？）なので、個別認識されたり見止められるだけで嬉しくてたまらなくて報告しにいきたくなる。多分日記とかにも書いている。 　根本的に人好きでポジティブ。話し相手が嫌がる様子を見せると引き下がるが、話を聞いてくれる、対話をしてくれる相手ならばわりとすぐ好きになる。島内の人間という大雑把な身内区分には懐きやすい。 「俺、きょう、怜御様と三回も目が合いました……良い日です……」 「今日は理御様、ご帰宅が特に遅かったご様子で……。やはり大学で苦労していらっしゃるのでしょうか……心配です……。うっ……俺なんかが……おこがましい……ですが……」 　ここでの関係性は家族ではないと解かっているけれど料理人の彼女に特に懐いており、記念日やら祝日やらにさりげなさを装って肩揉みを申し出てみたりしている。抱いてっていわれたら抱っこして持ち上げるぐらいにだいすき。 「納品ですか。留芽さん、米重いから俺が運びます。砂糖も重いから俺がやります。小麦粉もやります。……いえ、その納品書、しっかり持っていただけたらだいじょーぶです。まかせて」 　留芽さんによくできましたって言われたいので調理系の技能が高い。人員、状況に問題がなく厨房の管轄者に許可をいただければ厨房の手伝いもできる。 　趣味技能はそれに関連し、食材や素材に関する生物学、それらが含む成分や用法、転じて薬学。　 　大事な方々を守るのに少し体も鍛えている。組み付き。 ▼メモ ・フレーバー特徴表　3-8【信頼のおける人】/1-6【強固な意志】

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