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基本ルルブ探偵　個人的あるいは時代的特色技能ひとつ＞信用 　上流階級の領地持ち貴族の長子。ある程度広大な土地を有しているが故に若干維持が苦しくなっている。 　両親がまだ若いこともあり、自身は自らで稼ぎを得る為にも故郷を離れ探偵職に就く。双子の妹が居り、既に嫁いでいる。 　世襲制貴族であり、家長の父が亡くなれば爵位を継承する形となる。両親との仲は悪くない。 　『自己の利益を求める』というやがて貴族称号を継ぐ者として相応しくない振る舞いを行っている自覚は十二分にあるので、基本的に自身のことはあまり話したがらない。 　だが上流階級とされている家柄自体が決して多いとは言えない為、ある程度貴族社会への教養、興味がある人物には知られている可能性がある。 　目立つので所作はなるべく合わせ変えているつもりだが、喋りや立ち居振る舞いで良い教育を受けていることは割とわかる。 　元々『就職』と言う形で現在の探偵事務所に入ったが、前所長を継ぎ現在所長の地位に居る。 　前所長はフィリップの上流階級としての地位に少なからず利用価値を見出し雇用した。事実、上流階級とコネを持ちたいと『依頼』を持ち込み探偵事務所に接触を計る人数自体が増えた。 　前所長も決して善性であるとは言えない人間だったけれど、様々なことを勉強させてもらったし正直にゲヒた笑いを浮かべるところは嫌いじゃなかった。人の言いくるめ方とか、鍵開けとか思いっきりアレなレベルまで教えてもらった。 　幼い頃から読んでいたシャーロック・ホームズやフランソワ・ヴィドックに憧れても居るけれど、目の前で生きていた綺麗じゃないくだらない探偵に自分もなりたいと、確かにそう思った。 　本人があまりにものんびりと喋るため、マイペースで間抜けな印象を与えがち。 　基本的に真面目で穏やかな応対を崩さない。人の言葉を聞き、待ってから話すため大体常にテンポが少し遅い。 　紅茶が好きだが、いれるのはそんなに好きじゃない。人がいれてくれたのがすき。いそいそとおやつを用意する。 　探偵事務所にちょくちょく来てくれる刑事さんの事は野良猫のようだなあと思っている。色々勉強させてもらったし、陰口や陰湿なことをしないところに素直に好感を抱いている。お仕事いつもお疲れ様です。お手を煩わせないようにこちらも精進しますねえ～～。 　何度もグレーなことでしょっ引かれたので、自然と法律に関する知識が益々と増えた。 　基本的に極力無駄遣いしないよう暮らしているが、たまに良い茶葉を奮発して買う。 ▼参加シナリオ 【嗤う人間師】62＞66 　人間としてそれほど自分はかわらないけれど、少し何かに気付くことができたのかもしれない。 　自分は、自分たちはまだ笑っていられて良かったなあ。幸せです。

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