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ひすい　でるた 2-9『バイリンガル』 日本以外の国で生活したことがある。[EDU×5]%を、最大3つまでの「ほかの言語」技能に割り振ることができる。 6-7『不屈の精神力』 気絶しても、次の各ラウンドの最初に[CON×2]ロールを行う。成功なら治療を受けずとも自分から目覚めて、そのラウンドから再び攻撃が可能となる。 「俺の代わりに踊ってよ。」 「お前は綺麗だからきっと見てもらえる。...俺がそのための衣装を作るからさ。」 基本的にテンションが低い。ドレス作り以外で何かに本気になるということがあまりなく、人生達観してしまっている。 何事にも諦めているので、はたから見たらなんだこいつって感じ。 友達作りがひたすらに下手で、lineの友達は幼馴染とお父さんと公式lineしか入っていない悲しい人間。 初対面の人には緊張しないのに、数カ月付き合いを続けると途端にその人間が信じられなくなる。 コミュ力に問題は無いのだが、一回のコミュニケーションに使うエネルギーがバカほど多い。すぐエネルギーが消える。 無駄に要領と体が強いので仕事ができる人になっているが、そんなことはあまりない。 若いノリとテンションで軽率につけられた名前。本人は気に入っていないどころか現在改名手続きの真っ最中。 親が18でできちゃった婚。母がバレエをやっていたこともありそのまま脅されて、半ば強制的にバレエ教室に入れられた。 バレエ教室で幼馴染に出会い、仲良くなる。 幼少の時(幼稚園の時)は才能があると母になんとなく認められてバレエの本場、フランスにまで留学。(ここまで完全にお母さんのノリ) しかし、結果はさんざん。フランス語は喋れないし、先生の言っていることが聞き取ることが出来ずに指示にも従えず、何もできない。周りのほうが才能に満ち溢れていて おかげで周りからはいじめられ、暴力行為までに発展。足はボロボロになり、痣は消えない。なにより、こんな顔じゃステージに立つことさえできないだろう。言語が理解できるころには人を信じられなかった。 母に伝えても「人生そんなことある」の一転張り。きっとそうなんだ。こんなことありふれていて、普通のこと。そう思っていた。 日本に帰国したのは中学生の時。そこで幼馴染と再会。彼が見たのは幼馴染の綺麗なバレエで、憎いと思う反面、この踊りがいつまでも見たいと思ってしまった。 自分がこいつを躍らせる。いつまでもいつまでも見ていたい。だからこそ最高の衣装が必要だと確信した。 彼女は、まるで自分の理想のように踊ってくれる。君は美しい。その踊りが、大好き。 そんな意気込みで中学では真面目に勉強できていたものの、高校ではうまくいかなかった。 消えなかった痕、変わった名前、男なのに趣味は裁縫。人は違うものを排除しようとする動物。だからこそ三角は排除対象だった。 無駄に体が強くてよかった。傷だらけでも家には帰れる。誰にも悟られないように、服はどんどん厚着になっていた。 また、このタイミングで両親がついに離婚し、家には離婚のショックでアルコール中毒になった父親だけが残された。 そのまま服飾科に入学。周りは綺麗。顔も、心も、全部全部綺麗なのに俺は何もできない。 それでも、幼馴染を綺麗にするために、いつまでも踊りを見続けるために針を動かし続けて今に至る。 お母さんは蒸発している。お父さんは別居。見捨てるわけにはいかないと養ってはいるが、今も家に入り込まれて殴られる仲。 幸せになりたいけど、一度不幸を知ってしまった自分にはかなわない願いだから、どうか自分の分まで、大好きな幼馴染には踊り続けてほしい。 もちろん、この気持ちを押し付けるわけにはいかない。だからこそ彼女が「おどりたい」と心から、自分から思えるような衣装づくりを心掛けている。 嫉妬はするので、なるべくなら自分の作った衣装以外では踊らないでほしい。君を一番きれいに見せられるのは俺だから。 そんな思いとは裏腹に、自分といると彼女は不幸になってしまう。俺みたいな汚い人間と一緒にいたら君も汚れてしまう。その思いで満たされている。 大好きだからこそ一緒にいちゃいけない。お姫様は王子様と結ばれるのがハッピーエンドだから。

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