タグ： じゅうりん

　国の名前はヒュペルシュラ。 　広大な土地をもち、ワインが名産。絵画、音楽などの芸術、スポーツを愛する国。また銃剣の美しさを高く評価しており、国民の九割が自宅に銃剣を所持している。また、国民みな身体能力が高く戦いを好む民族である。芸術を守り、安心して暮らすために自身を鍛えつつ、高度な銃火器を取り扱える役職に着くべく勉学に励んでいる。故に常に戦闘能力のインフレが起きている。定期的に武道会が行われており、国民みんな血気盛んで楽しい日々を送っている。どうせ死ぬならば刃か銃弾で死にたいが、楽に殺されてやるつもりはないと思っている。基本的には義理堅く温厚で皆なかよし。でも喧嘩になると辺りが血だらけになる。しかし回復力も異様に高いのですぐ治る。吸血鬼であるとかではない。元の身体能力に加え、溢れ出る生存本能と戦闘を続けたいという意思から細胞が活性化し、自己免疫力と自己再生力が爆発的に上がる人間たちがいっぱいいるだけである。 　モンゴメリもその一人である。夫婦喧嘩で妻に付けられた大きな刀傷が顔に残っている。本人はこの傷がお気に入りであり治す気はないため嬉々として残しているのだが、周囲の人間が傷跡を見て怯えるので普段は仮面を被っている。航空機の操縦に長けており、前述した国民柄により幼い頃から武道を嗜んでいる。ワインが好き。強く美しく強かな妻を愛している。戦う意思のない幼い子どもが死ぬのは悲しい。力がない人々が虐げられるのは見るのは辛い。でも燃え盛る炎と迸る血潮を心の底から愛している。だから戦はやめられない。絵画をちょっと嗜んでおり、アニメーションも好き。 　利用されていることは分かっていてもA国ソラペルシムと手が切れないし手放せない。トマトおいしいし。このまま一緒に戦争しまくろうよって思ってる。戦のために戦をしている節がある。例え劣勢であっても老若男女問わず戦う意思がある国民総員で戦いに臨むつもりでいる。出席した会議で引かれるたびに、もしかして自分達の国は狂っているのだろうか、とちょっとだけ心配になることがある。そんなときは家に帰り、写真の妻の笑顔を見て「まぁいいか！」と考え直し、今日も今日とて戦争へと赴くのである。 好きな食べ物:親子丼

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