タグ： 花冷えに亡く季節

「僕はマシロ。ふふ、君の髪ってふわふわしてて素敵だね、触ってみていいかな？」 アイスグレーの目に白い肌、ふんわりとした髪を肩ほどに伸ばしており、どちらかというと愛らしい顔立ちで物腰柔らかい話し方をする。 そんな風貌ではあるが、彼はれっきとした男性であり、自身の性自認も男で、単にそういった柔らかく愛らしい格好が好きなだけである。 「僕は覚えてないんだけどね、パパとママが今の僕を見たらきっと喜んでくれると思うんだ。」 可愛らしいものや美しいもの、何より柔らかいものが好きでそういったものに対し、母性とも信仰とも言える愛情を抱いている。 そういった「好きなもの」は自身を幸せにしてくれて、自分も誰かに対してそうで在りたいがための自身の身なりにはかなり気を遣い、好きを追い求めた結果、女の子のような格好をするようになった。そして、目標に向かって努力できる自分でも愛らしく思っている。 家族のことや今までのことは覚えていないが、それでもいたはずのパパとママ、友達が今も幸せであればそれでいいかなとあまり悲観的でもない様子。 「この絵本、最後のページはすっごく綺麗な星空なの！きっと僕は何回もこの本を読むんだろうね！」 いつも何か可愛らしいものはないかと探しているため、傍目から見ると少しお転婆がすぎることもある。 「あれ？ここに猫ちゃんがいたんだけどみなかった？どこ行っちゃったんだろ〜？」(探索技能) 「看護師さんに怪我の手当ての仕方教えてもらったの！」(応急手当て) 「お化粧もお洋服も僕が僕を好きでいられるための大事なものなんだ。」(変装) 「僕は君のこと信じてるよ？」(信用)

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