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遥川　陽菜(ハルカワ　ヒナ) 関東の学校に通う天真爛漫な高校3年生。 幼い頃から成長が同年代に比べて早く、いつの時も集合写真を撮れば1つ頭が出るし、背の順で並べば男女一緒でも1番後ろになる始末である。 本人の性格上走ったり跳んだり、それこそまるで晴れの日に喜んで外を駆けずり回る犬のようにわんぱくな性格をしていたので、周りから受ける評価は決まって「男の子みたい」であった。実際幼少時の彼女は動きやすいように、短髪にショートパンツやオーバーオールなどのラフな格好をする事が多く、その評価も甘んじて受け入れていた。 むしろ女の子のようにか弱い幼馴染を守るにはそちらの方が好都合であった。 中学校からは足の速さを活かして陸上部に入った。元来運動神経の良い彼女はあっという間にエースになり、幼馴染と同じ高校も頭こそ追いつかなかったものの、部内での推薦をもらい晴れて入学することができた。 あれほどニョキニョキ伸びていた身長はちょうど中学に上がった頃に止まり、それからはその栄養が胸にいったかのようであった。友人談。ちなみに現在Fカップ。(本人は走るのに邪魔なので無くても良いのにな、と思っている。) 幼馴染が「髪が長い子が好き」と風の噂で聞いてからなんとなく髪を伸ばしている。彼女自体幼馴染が気になっていることにまだあまり気づいていない。 でも、このまま何も無いまま、卒業するのは寂しいな。そんな事を思いながら今日も見慣れた背中を追いかけて通学路を走るのであった。

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