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（さかぐち　みずき） 短編小説家（サプリメント2010記載、作家ベース） 職業技能：図書館、説得、その他言語（英語）、オカルト、心理学、歴史、芸術（短編小説） その他技能：聞き耳、目星、考古学 大学では文学部に所属しており、考古学にも興味があって履修していた〈考古学〉。 昔は両親の（両親離婚後は父親の）顔色を注意深く窺うことが癖だったが、今は小説のネタのための人間観察や明の表情やライブを見るために観察眼を鍛えている〈目星〉。 また今自分がその場に行ってもいいのか（両親の夫婦喧嘩中や母親の愛人が家に来ているか）等を確認するために耳をそばだてることも多かった。最近は明の歌に耳を澄ませることが（本人はそれをあまり明言しないにしろ）心地良い〈聞き耳〉。 自尊心もそれなりだがそれなりに小心者でもある、わりといわゆる普通の人。 最近妙なことに巻き込まれることも多いが本人もそれはそれで小説のネタになると思っているのか、変な事態にも首を突っ込みがち。知的好奇心で行動する。 だが悲しいかな、本人の気質はマッドでもなんでもないので恐怖をそれなりに感じるし危険をそれなりに感じたら逃げる。 高笑いしながら自ら呼び起こした怪異に殺されて死ぬ寸前も嬉しそう、みたいなサイコな感じにはなれないのだ。 本人の性格は割りかし普通だが、取り巻く環境はそこそこに恵まれていない。 幼い頃から両親の喧嘩は絶えず、やがて離婚。色恋沙汰が原因であり、非は母親にあるのだと知っていた彼は女性に対して距離を置くようになった。知り合い以上の親密な仲になることは決してない。 父親に引き取られていた彼だったが、父親も不器用な人間だった。母親の面影があるからと瑞樹と距離を置いた。 かくして、どこにでもいるような普通の「愛されていないこども」が出来上がった。彼はわりとそれでも良かった。他人に依存しなくても平気だったのだ。母親がいないからと嘆かなくても良い。父親がよそよそしいからと嘆かなくても良い。彼はそのまま大きくなって、やがて高校に入った。 そして三門明と出会った。妙に馴れ馴れしい彼に対して最初はなんとも思っていなかった。校内で過呼吸になった時に助けられたのをきっかけに、瑞樹は明のことをちゃんとよく見るようになった。明に連れ回され、瑞樹は色々なものを見るようになった。 大学に入って、やがて彼は小説を書くようになった。ジャンルは様々で、中学生の純粋な恋愛を描いた小説などは中高生女子の胸を打ったと世間でそこそこ評価を得た。リアルなもどかしさが良いのだという。（それはそうだ。彼は恋だの愛だのは分からないのだから） 明はどのジャンルでも瑞樹の作品を全部読んで、絶賛した。2人は良い友人と読んでも差し支えないような仲になっていた。瑞樹としても明といて得られる体験は小説の良い肥やしになったので、明と過ごす時間は楽しかった。 この頃になると、瑞樹は妙な気分になることがあった。よくわからない感覚だったので放っておいたが、友人と過ごしていると薄れてくるので何ともないだろう。そう考えた。 彼は……坂口瑞樹は、他人に依存しなくても平気な人間だったわけではない。今まではいなかっただけだ。彼に依存されるだけの人間が。そして今、彼は依存できる人間を見つけた。「唯一の友人」というのは、それだけで依存されるに足る関係の人間だろう。 彼は普通の人間だろうか。彼は普通ではないかもしれない。でも彼には普通が分からない。教えてくれる人はいない。 彼は普通ではないのかもしれない。でも彼には普通ではないのが分からない。教えてくれる人はいない。 だから、彼は『普通』の人なのだ。 「僕は普通に過ごしたいけどな」 「明……君は本当に僕の話を聞かないな」 10 通過シナリオ（※この先ネタバレあります！注意！） KPレス 「傘男」 「無開」 「表題『未完成』」 「教えて、テレフォンボックス」 「あなたは神を信じますか」 「未必の乞い」（黄金の蜂蜜酒入手） 「命名、A」（しおれた赤い薔薇（1d6分のSAN値チェックを無効化）入手） 「鍋宴」 「第■■問」 「人生行路、あかよろし」（水晶玉・護符） 「daze syndrome ― 目眩まし症候群 ―」後遺症：内臓器官の急速な老化（外見は通常通りだが、内臓器官が２倍の速度で老いることになる。）←現在解消済み、後遺症なし 「ブレインキューブ」ED1 「白紙のアリスを探して」 KPレス以外 「誰がウサギを食べたのか？」『ニャルラトホテプのナイフ』 ニャルラトホテプからの贈り物。特別なナイフ。運命を切り開くことが出来る気持ちになるナイフ。運命を乗り越えるには知恵と運だ。玩具のような見た目なので銃刀法にも抵触しません。安心。持っていると《幸運》と《知識》が＋１０になる。 「プラネタリウム終末論」終末の星を歩く大切な親友とお揃い、片方だけの月のイヤリング 「AND/HAND」 「愛しのカリュプソ」 「友人の飼ってたペットがショゴスだったんだけど」 「僕だけのペトルーシュカ」KPC 「あいつ猫耳生えてるんだけど」 「凍心」

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