タグ： ◻︎の寿命は明日を告げない ロスト

探偵事務所を経営する私立探偵。 幼い頃から推理小説を読み漁っており、物事を推理したり思考を整頓するのが得意になっていた。「小説の中だけではなく、実際に怪事件に挑んでみたい」。その一心で探偵となり、事件に挑むようになった……のはいいが、現代において事件で活躍するのは基本警察。あまり出番がなく、実績も振るわないため貧乏な生活を強いられている。本人は大きな問題として捉えていないが。 8年前の雨の日、行きつけのパン屋の前で子どもが眠っているところを見つけ、かわいそうに思い引き取った。聞けば彼女には記憶もないらしく、調べてみたが両親らしき人物は彼女を意図的に捨てていることがわかった。そのため彼女を家族のもとへ突き返すことはせず、自らの手で育てることを決めている。 立派になってきた彼女は今探偵助手として活躍しており、バジリオとしては鼻が高い。あまりに立派で感動しているので、日々もっと感動を得るためという大義名分で生活のほとんどを任せるようになっている。 「どんな事件も、この私に任せてくれたまえ」 「事実は小説よりも奇なり……この事件もまた、不可思議なトリックが仕組まれていそうだね」 「ふぁ〜あ。わたしは一眠りするよ。家事は頼んだよ、アリシア」 いいかい？アリシア。人はいつか死ぬ。その道理を覆してはいけないよ。 私は君が、人の道理や道徳、宗教の考えに反するような事をする悪い子ではあって欲しくないと思っている。君がそんなことをしたら、私は残りの寿命……それが一日二日だったとしても、後悔するだろう。そして、私が行くのが天国か地獄か分からないが、そこでも後悔するだろう。 君は私を悲しませてまで、自分のわがままを貫き通すのかい？ こんな言葉を知っているかい？人は二度死ぬ。君が忘れなければ、私は君の中で生きていけるんだ。だから君が、私を未来へ連れて行ってくれ。 また会おう、アリシア。 10月16日、自らの運命を受け入れた。 （シナリオ通ったのは7月13日）

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