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カノヨ街 HO：参番地の時計 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 「しろにおまかせあれ！」「みなさま、時報でございますよ～。しろが5時をお知らせしますよ～」 「ま～！なんですのそれ、とっても楽しそう！」「ええ、ええ。しろは可愛いですからね」 ハンギングバスケットチェアのような椅子にゆらゆら揺られながらいつも少し眠たげにしている、蚕をそのまま人にしたような少女。 椅子がふわふわと浮いておりそのまま移動できる。羽根はあるが飛べないらしい。触覚は気持ちに反応して動く。 いつもは開けた縁側のある家で日々街を眺めながらただただのんびりと過ごしており、何の仕事をしているのかはよくわからない。その様はさながらお姫様。 趣味で時報をやっていて、声掛けをしては満足している。 小人のような人形達が毎日決まった時間に決まった動きをしてお世話をしており、その正確さから「あそこの小間使が昼食を運んだからもう昼飯時だ」「あそこの小間使が茶菓子を運んだから15時だね」などと近所の住民に言われている。転じて時計を見るよりもあの家を見た方がずっと規則正しく動けるとの噂が。 お散歩(※椅子ごと)も大好きで、気分が乗ったらあちこち動き回っている。興味を持ったものにはどんどん近づく。 鏡を見るのが好きらしい。よくほんわかと自分の顔に見惚れている。 【ここまで秘匿なし】 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 【ここから秘匿】 「この部屋の中で何もかも出来るし。俺は外に行く必要とか無いから。マジで」 本名：大槻 斎（おおつきいつき）　25歳　男 しろとの違いを挙げるならAPPはもっと低い、SIZはもっと高い。 若くして成果を上げているハッカー。情報の売買で収入を得ている。 朝から晩まで自宅の部屋で過ごす所謂引きこもり。仕事も趣味も買い物もパソコンがあれば出来る。ここは完成された楽園なんだ。 基本的に自分は天才・外でせかせか働いてる他の奴らは負け組と見下している。主食はエナドリとフライドチキン。 ちなみに外に出られない訳ではなく出る理由がないと思っているだけ。トラウマがある等ではない。 しろは単純に自分の好みのアバターにした。趣味全開。鏡を見ると好みの顔があるのが最高。が、ちやほや姫扱いされるのは正直満更でもない。 カノヨ街のシステムに興味を持っている上、バーチャル世界でならまぁという理由でしろ状態ではそこそこ歩き回る。 VR-FPSが趣味。筋トレやシャドーボクシングするのも好き。まぁ外に出ないし誰に見せる訳でもないけど。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ ▶【PCについての要点】◀ 姫気質蚕女子です。本体は男子です。自分の顔が大好き(本当は"自分の好みに作った顔が大好き")なのを隠しません。 よほど突き放されない限り基本的には周りの人達と仲良くします。興味を持ったものには自分から近付きます。ちゃんと足を使っての移動も出来ます。 最初こそ人を見下していますが、物語中の人との出会いや交流でその辺りはもしかしたら変わっていくかもしれません。 「みなさま～」「～～でございます」といった話し方ですが、中身がだだ漏れになるくらいの窮地だったり中身バレした後は素の話し方になるかもしれません。 ベース：2015自宅警備員 【以下セッション中追記】 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 今より数年前より、稀有なハッキングの腕を買われて反社会組織「ヴィノムス」へと席を置いていた。 誘われた時こそカルト教団なんて胡散臭い橋は渡らないと一蹴したが、目も眩むような金を積まれて態度は一変。組織への参加に至った。 報酬を対価にシステム周りの整備やデータの収集、もしかしたら団体があらゆる外部組織から疑いをかけられて活動を阻害されるような事が無いよう巧妙に作り上げた偽の情報を設置したりなど…そういった事もしていたかもしれない。 基本的にはネットワークでどこでも行けるため指示を受けて自宅から仕事をしていた。そのため構成員の正確な人数やリーダー等の情報は把握していない。 とはいえ金を貰っている手前呼び出されたら行くので構成員の数人とは会ったことがあるかもしれないが…。 何故裏切ったのか。それは世界を揺るがすプロジェクトの情報を売った方がずっと金になると思ったから。 そもそも世界に崩壊されてしまっては困る。それは自分の楽園崩壊でもあり、つまるところ自分の悠々自適な生活をこんな奴らに壊されるのがムカつくというだけなのだ。金で雇った人間はより大きな金の方に動くのだ。致し方ないね。 ……とはいえ、若い命を消費して偉そうにのさばっている組織に胸糞の悪さも覚えている。 100％善人ではないしむしろかなり利己的な人間だが、組織の思想に賛同はしていないし、眼の前にいる人の気持ちが踏み躙られていたら少し腹が立つ。 そういう訳で知人(珍しく外に飲みに行った時にでも知り合って気に入られたのかもしれない…)のオネエ警察に頼ることになった。 正直あいつに借りを作るのはかなり嫌だけど、まぁ……仕事の腕は確かだからな。 ■

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