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[概要] 密室のパストHO2 泣き虫で神経質な女。HO1の反応がないと癇癪を起こす。 「うるさいな、ベタベタしないでくれるか」「HO1！返事ぐらいしたらどうだい？！？」「ほら髪をすいてくれ」 [技能] 職業技能：ミュージシャン(基本ルルブ)ベース 趣味技能：HO1に対してごまかすための演技・隠す、元の体の持ち主が好きだったらしいオカルトなど [経歴] 元々生きていた彼女(園崎結由華:そのざきゆゆか)は歌手志望であった。父母妹の四人家族で普通の家庭に生まれ、歌が好きで少し引っ込み思案なところがあるが家族を大事に思い、メジャーデビューを控えている歌手の卵だった。元々の彼女は現在の中身とは異なり大人しくはあったが、優しく愛嬌のある子で特に恨まれる覚えのない善人だ。誘拐された状況は投稿していた歌の動画の反応をリサーチしながら、メジャーデビューする際の曲のレコーディングに向かう途中で襲撃され、命を落とした。 死亡した彼女の体に入った自分は体の記憶を辿り、元の彼女の朧げな記憶を見た。自分が死肉をかぶる怪物であることは理解しているが、それ以外に自分がどのような存在なのかは理解していない。完璧に人になることもできないのに、人として振る舞っている。自分が人になりたいのかも答えが出ていない。なれやしないと思っているとも言える。監禁された7年間は歌を歌ったり、脳天気の話を聞いたりして過ごしていた。息がうまく吸えず、体も融通が効かないのであまり長時間動くこともできず横になっていたり、しゃがみ込んでいることが多い。 「自分」の記憶はほぼこの暗闇の中で完結しているので、脳天気以外の人に触れ合ったこともなく、光も認識したことはない。脳天気のことは性格も声もよく知っているが容姿はそばで触れた時に認識した造形だけしかわからない。 [心理] 基本的に卑屈で依存気質。脳天気に対しては最初に助けられた時から大切に思っており、普段は気難しく振る舞っているが、それは脳天気がいつもそばにいるとわかっているからで、要するに甘えているのである。食の楽しみもなく、見ることもできず、ただ息を吸って言葉を発することも難しくままならない中で唯一暖かさと反応を返してくれる脳天気だけが生きがいになっている。夜中に泣いている時や呼吸不全で咳き込むときに背中をさすってくれるとこも、震えていると頭を撫ぜて髪をすいてくれる指の形もパタパタと聞こえる足音も、明るく自分を呼ぶ声も愛している。 外に出たとしても元の持ち主のように普通の人の女の子として生きることができるとは思えない、そもそもこんな可愛げもなければこの暗闇の中でも生きることがうまくできない人のなり損ないが外で生きていけるなんて考えるだけで滑稽だ。 でももし叶うなら一目でいいから光の下にいる脳天気が見たい。外に出られたその時は、自分は彼女とは一緒にいられるのだろうか。 [プロフィール] 一人称：私 二人称：きみ、HO1 好きなもの：HO1 嫌いなもの：自分

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