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HO2　あなたは、気付けば空高くから海へ落下していた。 【15～20歳限定】 明星 紡希(あけほし つむぎ) 19歳/178cm 大学生 明星 明けの明星 紡 言葉を紡ぐ 希う 強く願っている ＊＊＊ ● 推奨技能 … 三大探索技能 (目星、聞き耳、図書館) ・特徴表 2-06：アウトドア派 暇さえあれば季節を問わず、野外活動に繰り出している。 ＜ナビゲート＞、＜博物学＞、＜追跡＞にそれぞれ+20% 5-01：動物に好かれる 独特の佇まいのおかげか、たいていの動物がなついてくる。 ＊＊＊ みんなを笑顔にしたい、そんな思いを抱いて生きている青年。 1番笑顔になって欲しい存在がずっとそばに居る。 ずっと笑顔を絶やさないニコニコした愛嬌のやつ。 少し、いや割と不器用。 人に話すことが好き。また、そのために色んな知識があるし実際に自分もよく動いて話の種をつかみに行ったりする。写真もその時よく撮る。 友達は割といるけど小学生時代から授業が終わればある場所へ直帰していたのであまり放課後に友人と遊んだ経験はない。 昔病気がちだった妹がいる。現在は元気に回復し兄妹仲も良好。 ＊ 幼少期、病気がちだった妹がおり、寂しいと泣く妹の為に毎日お見舞いに訪れていた。自分も両親が妹に付きっきりで寂しいという感情はあったが、それよりもベッドからなかなか出れない妹が可哀想だった。笑顔にしてあげたかった。自分のことなんて二の次で。 だから、己の寂しさもなかったことにした。 そうして日々、妹のところに行って日常を楽しく話元気づけていた。はやく元気になるようにと。笑顔を見せて欲しいと。 そんな時だった。たまたま親友に出会ったのは。 意気投合してからは妹のお見舞いだけでなく親友のところにも通った。 そしてまた、面白おかしく外の話をした。 元気づけるために。希望を持ってもらうために。紡希は自分の持つ拙い言葉を必死に紡いだのだ。 いつか元気になったら一緒に外の世界を見に行こうと。星を見に行こうと。 そう約束したのだ。 黒猫のぬいぐるみと共に。願いを込めて縫ったそのぬいぐるみと共に。 彼の誕生日に約束したのだ。 その後、妹は次第に回復し、元気になって退院してからも紡希は親友の所に通い続けて、通い続けて、今も通っている。 親友が眠っている時は起きた時に話が出来るように話すための話題を集めている。 親友が話すことはだいぶ少なくなったけれど。 それでも俺はことばを紡ぎ続けるから。 それでも聞こえてたらいいと願いながら、早く起きて欲しいと願いながら今日も紡希は言葉を紡いでいる。 お前の声が聞きたいよ、​────。 紡希本人としては無意識にこれまで我慢をしてきたので甘えることや寂しいという言葉を言うのが苦手な人間である。 しかし根本的には寂しがり屋で、親友の現状に対しては本当に本当に不安でたまらなく思っている。 しかし、それを表に出すことが苦手で、必死に笑顔を見せている。不安を笑顔で押し殺すタイプ。 それに眠っていたとしても辛い顔を親友に見せたくないという思いもあるので。 でも本当は不安でたまらない。はやく目覚めて元気になってほしい。そうずっと星に祈り続けている。 もしかしたら親友はそういう紡希の不器用な部分も理解していた理解者なのかもしれない。 ＊ 黒猫のぬいぐるみの名前：「シリウス」 小学生が手作りした不格好な黒猫のぬいぐるみ。 不器用だし多分ほんとに不格好。 名前の意味は全天で太陽を除いて一番明るい星なので。 きっと親友の道も照らして導いてくれる願いを込めて 一緒に元気になって本当の星を見に行くために。 早く星に導かれて目覚めてよ、ねえ。 ＊＊＊ あなたは9歳の頃、家族のお見舞いの為その病院によく通っていた。 (祖父/母のお見舞い、母が出産のため入院しているなど、あなた自身が健康であれば理由は自由に設定して頂いて構わない。) いつも通り病院を1人で歩いていると、とある病室のドアが開いており その先に入院着姿の男の子がいた。 好奇心からあなたはその病室へ入り、彼に声をかける。 2人は同じ年齢という事もあり、仲良くなるのにそう時間はかからなかった。 彼は、あなたにとってとても大切な親友(場合によっては、恋愛感情を抱いていても構わない)だ。 彼は生まれつき身体が弱いらしく、他者よりも睡眠を多く取らなければいけない体質だ。 あなたは眠りから覚めた時にはすぐに彼のもとへ駆けつけ、彼が眠っていた時間を埋めるように沢山話し、沢山笑いあった。 知り合って1年が経った彼の誕生日には、「さみしくないように」と猫のぬいぐるみをプレゼントした。 そんなある日、突然彼の病が深刻化する。 眠る時間・期間が、異様に長くなり始めたのだ。 初めこそは目が覚めた彼はいつもと変わらない様子だったが、 長期の眠りを何度も何度も繰り返すうちに、今では目が覚めても ただ虚ろな目をするだけで言葉を交わすこともできなくなってしまった。 それでも、あなたは彼のために病院へ通い続けている。 いつか、彼が眠りから覚め、またあなたに微笑みかけてくれる その日を信じて。 ■2020/06/24　星が落ちた日　end1 「おはよう、カウス。寝坊だぞ」 これから一緒にシリウスを見に行こうね。

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