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◇通過済みシナリオ ・カノヨ街（HO壱番地の標本） ・追鯨 ・April.exe ・お寿司食べたい ◇人物 イメージ糸目うさんくさお兄さん。好事家兼金貸し。 一人称は俺、二人称は貴方。大抵丁寧語。誕生日は4月21日。イメカラは#fdeff2 首から上はないが手持ちの「顔くん」が表情を見せる。趣味で「顔くん」は糸目なのでとても本当に胡散臭い。常にヘラヘラしている。自分は無害ですよ殴ったら倒れますよムーブをしているが、そんなことは全くない。 店には標本が趣味で飾られてる。勝手に持っていったら地獄の果てまで追いかけて容赦なく訴えるらしい。金を借りたら返すまで地獄の果てまで追い立てくる。 「ん～、俺？　俺はね、有漏ですよ。有漏の兄さんって呼んでくださいね」 「あぁ、貴方、いたんですか。この間貸した金……返済日は一昨日でしたが。首尾はいかがです？」 「おやおやおやおや、お元気そうですね。耳を揃えて返せそうですか？　いえいえ、返答はただひとつですよね？　はい一択ですよね？」 「……桜の下には死体が眠っていて、俺はその鮮血を身に浴びているだけですよ」 ◇『カノヨ街』HO壱番地の標本公開内容 ■公開HO(全員共通) 「あなたたちはカノヨ街の住人であり、全員知人以上の関係である」 （以下、『カノヨ街』、『追鯨』ネタバレ含む） ◇『カノヨ街』HO壱番地の標本秘匿内容 ■秘匿HO 「HO:壱番地の標本」 あなたは「囚人」だ。 あなたは「カノヨ街」が、反社会組織「ヴィノムス」による「精神重篤患者を収容するバーチャル空間である」ことを自覚しており、精神科医の誤診で収容されている。脱出するためには「カノヨ街」のデータベースに直接手をかけ、自身にかけられている収容コードを解除する他ない。 また、あなたの経歴および一部の記憶は「カノヨ街」へのアクセスの際、パスをかけられており記憶していない状態である。 あなたの目的は「カノヨ街」のデータベースを盗み出すことである。 追加推奨技能：コンピュータ(職業選択は任意) 補足：本シナリオにおいては、コンピュータ技能で特定の場所や人物にハッキングが可能である。ただし、秘密裏に遂行できる限度として、【ハッキングはセッション中3度まで】とする。 ○「カノヨ街」の実態 ・反社会組織「ヴィノムス」が精神重篤患者を治療という名目で収容し、利用するために運営している、閉鎖されたネットワーク上に形成されたバーチャル空間であり、住人は矯正治療と記憶改変を施された状態で精神体のみを「カノヨ街」で活動させている。そのため、カノヨ街内の他者へ安易に「自分が正気であること」「カノヨ街の実態」を漏洩させることは、非常にリスクが高い。 ・カノヨ街での生活はバーチャル空間における精神活動であるため、当然、飢餓や貧困は発生しない。ただし、精神体を定期的にスリープしてコアを冷却させるために、睡眠は必要である。 ・電話やインターネット接続、テレビ視聴などの『通信行為』は、反社会組織「ヴィノムス」の管理サーバー下にて行なわれるため、基本的には組織上層部へ筒抜けとなる。不要な通信は避けたほうがいいだろう。 ○【コンピュータ】の使用について ・特定の場所や人物に対して「ハッキングを行なう」とKPへ秘匿で宣言が可能。セッション中、ハッキングに成功した回数が合計3回になるまでハッキング行為が可能。(ハッキングができない場所への宣言や、技能ロール失敗はカウントしなくてよい) ・ハッキング行為は、他の誰かと一緒に行動していても宣言可能。 ・4回目以降のハッキング行為は、【コンピュータ】【幸運1/5】の連続ロールに成功しない限り、反社会組織「ヴィノムス」運営側に検知される。 「HO:ego1st」 あなたは「『カノヨ街』の開発者」だ。 あなたは「カノヨ街」の開発プロジェクトメンバーだったが、続く「AIの漁火」の開発プロジェクトにおいて対立し、結果「精神重篤患者」という烙印を無理矢理押され「カノヨ街」に投獄されていた。 　あなたの真の目的は「カノヨ街」のプロジェクトを取り戻すことである。 ▼「HO:ego1st」詳細 あなたはもともと、工学に携わるただの青年だった。 理にかなっていなければそれをすぐに切り捨ててしまう、諦めが早くすこし冷たい人間。言い方を変えれば合理的で計算高い人間だった。 その優秀さを買われてか、ある日、ヴィノムスという名の組織から、プロジェクト『カノヨ街』の話をもちかけられた。 聞けば、それは精神病や脳系統の病気の治療、人体の脳の処理能力の向上を目的としているのだという。 医学、理学、機械工学、情報科学、電気工学、生体工学……さまざまな専門知識を必要とするプロジェクトに、あなたも開発メンバーとしてスカウトされた。 あなたがその誘い文句に乗った理由は、あなたにしかわからない。あなたの心の奥底のやさしさが働いたのかもしれないし、単純に興味があったのかもしれない。とにかく、あなたはこのようにして『カノヨ街』開発メンバーの一員となったのだ。 すべてのひとがしあわせにくらす。そんなことが本当に実現できるのだろうか。 しかし、プロジェクトの内容は次第にあなたが聞いたものと異なっていく。 弱者を救い、他者の幸福を願うはずだった『カノヨ街』が、弱者を貪り、他者の幸福を蹂躙するためのプロジェクトを実行するための礎に過ぎなかったことを知った時には、もう取り返しのつかないところまで来ていた。 それでもあなたは、切り捨てなかったのだ。 諦めなかったのだ。 「カノ」という名前で登録されていた、「柊花音」という名前の少女とともに逃げることだけは。 とっととイカれた世界に別れを告げたい。この少女と二人で。 ○「カノ」について あなたがかつて逃がした少女。少女「柊花音(ひいらぎかのん)」はかつて、「カノヨ街」を利用する患者としてあなたが診てきた存在だったが、ヴィノムスにとっての彼女は「AIの漁火」プロジェクトに向けての「神魂様」のコアとしての被検体であった。「カノ」を逃がしたために、あなたは「精神重篤患者」としての烙印を押され、「カノヨ街」に無理やり格納されたのだ。 ○その他記憶にあるかもしれないNPC ヴィノムスに所属していたなら、資料の端に名前を見かけたり、実際に話をしたこともあるかもしれない。ヴィノムスのとある研究所、とあるチームのリーダー、木更津匁（きさらづもんめ）。大柄で、人当たりは良いがつかみどころのない男性である。 こちらの情報を元に、後半に向けて設定を練ってください。 カノもとい柊花音との関係は自由（兄妹や幼馴染の卓もあります）。秘匿詳細もイメージしやすいように書いたものですので、変えていただいて大丈夫です（例えば、最初からヴィノムス構成員だった。花音専属の医者だったなど）。カノヨ街、追鯨は皆で設定を組み上げるシナリオなので、とにかく、こうしたい！という設定は遠慮せず全部言っていただけると嬉しいです。 提示していただいた設定や、ご相談内容によっては秘匿や設定が追加で配られる場合があります。 設定の変更によるステータス、技能の変更も可能。 （以上秘匿内容） ◇人物 実際は合理的かつそこそこ非情な人物。 内心に『とっととこのイカれた世界に別れを告げたい』という本音を隠し持っている。 現実世界では工学に携わる技術者をしており、割り切りと諦めが早い性格をしている。 現在の生活は非常に楽しく満足しているが、周囲の関係諸共いつか自分が滅茶苦茶にするのだろうと名残惜しみながらも諦めている。と、自分では思っている。真実は如何に。 ◇？（HOego1st配布時追加内容） 「嘘なんか、吐くもんじゃねぇんだよ」 本名を虚木慈貴（うつろぎ しき）という。齢34の、ただの工学技術者である。 一人称は俺、二人称はお前、貴方、君。君は妻と娘に対するもの、貴方はヴィノムスの職員など、同僚に対するもの。 血は繋がっていないが愛する娘がいる。子供がいたらさぞかし幸福だろう、と話していた折、妻の美桜（みお）を精神疾患で亡くした。ふらりと訪れた孤児院で出会った少女を養子として引き取ったのは、きっと彼女に似ている以外にも理由があったのだろう。ひとり親での子育ては確かに大変だ。しかし、娘の成長を見るのは親として誇り高いことであり、最大の喜びともいえる。 だからこそ、平穏を壊し、あと一歩のところで阻んだあいつらのことを、許すわけにはいかないのだ。 それに、娘を攫って洗脳したあのヴィノムスに組した理由だって、妻のことがあったからだ。真にそんなことがあり得るならば、俺の妻は死ぬことはなかったのかもしれない。いつだって、その希望を捨てたことはなかった。 彼自身、嘘は得意な方ではない。しかし、あれから嘘を吐いてばかりなのだ。嘘は得意ではないが、バレてしまえば自身の今まで費やした時間は水の泡となる。決してバレてはいけない。故に、嘘が暴かれるかもしれないものを排除する。彼が他の人の名前を呼ばない理由はそこにある。……それが、再会した初対面の娘であっても。共にあの「しあわせな世界」を脱出した友人であっても。 合理的で物事を早い判断で切り捨てる人であるのには違いない。ただ、彼は愛をこの世界の何よりも気に入っていた。それだけなのだ。 「俺は、恒久的な平穏を望むことすら許されないのか？」 「……誰か、俺を罰してくれないか。もう、もう……逃げたいんだ」 「大丈夫だお嬢ちゃん、おいしゃさまがなんとかしようじゃないか。安心しな」 「なあ、もう一度、もう一度でいいんだ。名前を呼ばせてくれないか、カノ」 ◇！（シナリオ通過後追加設定） 「え？　そんなこと言わないでよ……俺泣いちゃうよ？」 彼は存外タフである。 くじけてはいけないところで決してくじけないが、くじけないことに耐え切れず、自分の関わるシリアスな雰囲気をぶち壊す悪癖がある。冗談を定期的に口にしないと生きていけないらしい。 上記のような性格を抱えているが、大変勢いがよく、勢いに任せてよく叫んでいる。非効率的なことを言ってくる職員に対して自分の勢いでなんとかしようとする節がある。「この腕力でもやしをボコボコにしてきた」と言うが、特にそこまでする必要もないと判断をすることが多く、あまりそんなことはない。学生時代は多少していた。 軽口をたたいていないと、自分の背負う重荷に目が行ってしまうのかもしれない。 故に、これは一種の彼なりの処世術なのかもしれない。 「ん？　ああ、俺の声。よく聞こえるだろ？」 「うるせぇ！老害でもイキり若者でもないで～～～～す！！！！！バーカ！！！」 「……冗談抜きで生活費ヤバくね？」 「弊社の技術力が分からんやつってマジなんなんだ……世の中そんなもんか……」 ◇所持AF ・「KANOYOGAI_縮小データ_backmmdd」 ・「KN_03_backmmdd」 ・「桜の花びらの破片」 ◇「KANOYOGAI_縮小データ_backmmdd」について 『カノヨ街』クリア報酬。 カノヨ街のプロジェクトが簡易的に縮小されたバックアップデータ。 然るべき場所へ持ち込めば、「ヴィノムス」糾弾の決定的な証拠品となるだろう。 （以上シナリオ抜粋） ◇「KN_03_backmmdd」について 『カノヨ街』クリア報酬。 被検体KN_03「柊 花音」の電子パッケージ化処理の際、誰かが秘密裏にバックアップを取り隠しファイルにしていたデータ。 「KANOYOGAI_縮小データ_backmmdd」と組み合わせてデータ展開することで、AIとしてではあるが、「カノ」を復元し、彼女に新しい世界をカメラ越しに見せていくことが可能になる。 （以上シナリオ抜粋） 誰が取ったバックアップなのかなぞ、彼の知るところではない。されど、彼は彼女に外の世界を見せ続けている。 ◇「桜の花びらの破片」について 『追鯨』クリア報酬。 誰かの神話的事象の残滓。所有している間、POW+1。 （以上シナリオ抜粋） ◇取得呪文 ・「復活」 ・「門の発見」 ◇呪文「復活」について 『追鯨』にて取得。 コストは3MPとSAN1d10。 死体を本質的な塩と化合物に分解する。 或いはその過程を応用し、身体や魂の形成を行なう。 呪文の文句を後ろの方から逆に唱えることで、復活した生き物を元の灰色の粉へ戻す。 （以上シナリオ抜粋） ◇呪文「門の発見」について 『追鯨』にて取得。 コストは1MPとSAN1d3。 目に見える範囲の門を知るための呪文。 （以上シナリオ抜粋）

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