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ある住人のメモ ｢鴉｣ 年齢性別所在不明の情報屋｡ 決まった場所に留まらず､常にフラフラとしている｡情報屋といっても､住人の噂を横流ししているだけで確信的な情報を与えてくれることは少ないが､人探しなどは得意のようで誰がどこにいるかを教えてくれる｡しかし､気まぐれか知らないのかは分からないが､たまに言われた場所に行っても目的の人物が居ない時がある｡元の場所に戻って問い詰めようとしてもその場所には居ない｡ たまたま､次会えたとしてもまるで初めてあったような対応をされるし､前相談した時のことを覚えていないと言われる｡ 交流のある人や知っている人に聞くと､会う度話す度口調や一人称が変わっていて､まるで別人と話しているようだと言われている｡ 彼？のことを調べると､ある人は20代の女性だと言うし､ある人は50代の男性だと言う。 私には､20代の男性だとこたえていた。 彼？にそのことを問い詰めても全てはぐらかさられるだけで詳しいことは教えてくれない。 彼？の名前についても､彼？の周りによく烏がいることや､見た目が烏に似ていることから鴉と呼ばれだしただけであり､彼？自身が名乗ったわけでは無いらしい…… 一貫して分かっていることは､容姿ぐらいである｡ 追記:今日新しく分かったことだが､ある程度金を払えば個人情報まで教えてくれるらしい｡ といっても、基本的に仲良くなれば知ることができるようなものばかりである｡ (名前･年齢･所在･好物･交友関係など) しかし、何故彼？がそのことを知っているのだろうか？ 金銭を上乗せするとそれ相応の情報をあたえてくれるらしい｡ もう少し調べてみようと思う。 --------------------------------------------------------------- 名前:鴉 職業:情報屋(ハッカーベース) 一人称:不明(よく変わるため) ｢やぁ､今日は何について知りたいんだい？｣ ｢小生について？私は､ただの情報屋だよ｣ ｢この前と言ってることが違う？何を言ってるんだい？君と俺は初対面だろう？｣ ｢俺が誰で何をしているかなんてお前らが知る必要はない。｣ 鴉は､元々無愛想で他人と関わることを酷く嫌う｡ 元の性格を隠すためか忘れてしまったためか､多重人格のように振る舞うが､本心は彼のままである。 他人には全く興味がないが､情報を得るために相談屋をしていたら､いつのまにか情報屋となっていた｡

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