タグ： エンデビ HO天使

12 か月、死体をみて発生するSANcの値に-1の補正がかかる。（見慣れているため） 天界に勤める天使。無自覚な怪力。 誰に対しても敬語で話すが、相手への敬意は皆無であることが多い。そもそもあまり他者へ関心が無い。自分が楽しければそれが正義だし、自分が納得いかなければ、可能な限り正そうとする。頑固な部分が目立つが、根は真面目。 そういった性格から、対人よりも黙々と作業をこなす方が得意で、機器類の扱いに長けている。ただし、力の加減を間違えた操作により、時折キーボードやマウス、コンパネなどを壊す。 態度には出さないよう意識しているが、集団に馴染むことには苦手意識がある。 極楽浄土に行くことは良いこと・正しいことで、その為に日々真面目に働くことは当然と考える。誰しも頑張った分だけ報われるべきだと願っている。しかし、そんな単純な世界ではないことも理解している。 人間に対して情はない。亡くなって貰わないと仕事が無くなってしまうから困るし、死をいちいち悼むつもりも無い。生き物が死ぬのは自然の摂理だ。ただ、ぞんざいに扱うのは間違っている。魂は、丁寧に回収するものだと思う。 生前が善人だろうが悪人だろうが、亡くなれば平等にひとつの魂だ。ここまで生きてきたことに対して労いの言葉をかけてやって、可能な限り丁寧に、心を込めて扱うことが、天使としてのポリシーである。(職人が愛用の道具を大事に使うのと近い感覚。ただ真面目なだけなのです。) 趣味はコスメショップ巡り。 休日にいくつかの店舗をハシゴして、新作をチェックしたり、試したことのないものを購入したりする。体力が無いのでカフェでの休憩をこまめに挟む。カフェ巡りでもある。 (カフェでは特別な雰囲気をより味わう為に、お茶やコーヒー、スイーツなども楽しむ。普段はあまり食事はとらない。) 日によって赴く地域は様々で、近場のショッピングモールの時もあれば、地方の観光ストリートの時もある。遠出の際は、ショップ巡りがてらの旅行となることも少なくない。要はおでかけとお買い物が好き。もちろんひとりで行く。 演奏楽器はアイリッシュハープ。時折、軽く口ずさみながら弾く。 ＊ 生前の職は遺体美粧衛生師(死化粧師)。 チョコレートが好物だった。 生まれて初めてのメイクは、５歳の頃に母がつけてくれたバラ色のリップグロスだった。 幼少期より、「なりたい自分になれる」という点から化粧品に関心を持ち、メイクアップアーティストを志していた。転機は中学生の頃で、親族の葬儀に出向いた際、納棺師の技術と心遣いを目の当たりにして感銘を受ける。死化粧に携わる仕事がしたいと思うようになり、やがて葬儀社に就職した。 死化粧師として経験がまだ浅い頃に、母が病気で急死した。その葬儀で自分が死化粧を施している。技術としては問題なかった。ただ、あのバラ色のような発色のグロスが用意出来なかった。それだけが心残りだった。 母の葬儀以降、仕事で遺体や遺族と向き合うことが苦しくなった。今までは他者に強い関心が無かったからこそ仕事をこなしてこれたが、どうしても母と自分に重ねてしまうようになったのだ。遺族に寄り添い、話を聞くことをとても大切にしなければならない職だ。しかし、話を聞けば聞くほど辛くなる。それが毎日続く。それでも、母が最期まで応援してくれたこの仕事を、自分は誇りに思っているし、簡単に投げ出したくはなかった。いつか信頼できる後輩を育てて、自分が死んだ時の死化粧を頼みたいという願望もある。それに、いつか極楽浄土で、自分は精一杯生きたと胸を張って母に会うのだ。だから、もう少し頑張りたい。 そんな思いで、死化粧師として日々を過ごしていた。 これらの生前の記憶は一切失っている。

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