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クトゥルフ2015より 放浪者 職業技能値 EDU×10+APP×10 特徴表 2 9 バイリンガル アメリカ合衆国以外で生活したことがある。EDU×5パーセントを他の言語に割振ることが出来る。 ジョニー・キャンベル アメリカ合衆国フロリダ州出身のアメリカ人。父と母共に寛容な人物であったために、すくすくと育った。幼い頃から芸術の才があり、絵を描くことを好んだ。高校、大学と2回日本に日本画の勉強のために留学を果たしている。 しかし、それはただの現実逃避であった。高校時代に恵まれた顔でありすぎたために、期待をかけられた。なんでも出来ると周りから思われていた。その負荷に耐えきれなくなり、日本へと留学を果たした。高校時代の話である。 数ヶ月の留学であったが、帰国した際に彼の居場所は無くなっていた。ただ顔がいいだけでチヤホヤされている彼に対して鬱憤が溜まっていた連中が彼の悪い噂を流したのだ。 「ジョニーっているじゃん？あいつって何股もして女癖悪いらしいよ」 「あいつ顔がいいだけだよ。あいつマザコンだし、アニメオタクだよ」 「あいつの父ちゃん、浮気したんだって、父親とよく似てるよなぁ！」 居場所を無くした。彼は反抗しなかった。嘘もあれば、また真実もあった。無論彼が1番それに気が付かなければならなかったのだ。 大学時代、絵の専門学校に通った。 伸び悩んだ。少し絵が上手いだけでチヤホヤされた高校時代とはわけが違った。周りはプロを目指す者ばかりであった。絵が好きなだけでプロになろうとは考えずただフワフワ生きていた彼は現実を見ざるを得なかった。ただ、何度も目を背け、甘い父母に頼っていた彼はまた目を背ける。 彼は大学を中退した。 20の時である。 数ヶ月家でダラダラ過ごしていたが、自己嫌悪の日々で引きこもりになっていた。自分が嫌いだった。どうにでもなれと思った。 自らの手首を切った。 家に居づらくなりふらりとアメリカを出た。 いつか来た日本へと来た。 目的もなくただぶらぶらする日々が続いた。なにか抜け落ちたものを探して。 ただ、ぶらぶらするだけでも金がかかる世の中である。消費者金融に手が出せる訳もなく、アウトローの金融に借金をする。借金をする。借金をする。 取り立て。 地獄のような日々。 空っぽの人間の完成。 怒号。 「なんで生きてる？」 通過シナリオ 海も枯れるまで Dear Sir, To you I was going to die. Rubbed by the rough seas, I sought release in a suffocation. The dark and cold sea. The sea with nobody. I was afraid to die. But I was more scared to live. I didn't have anything. And it's still empty. Will anything change if I stay here? if you'd kindly teach me. I am a stupid person who is afraid to die and live. Please tell me the reason why you can live, Mermaid. 拝啓、貴方様へ 私は死ぬつもりでした。 荒波の中、息苦しい中、解放を求めました。 暗く冷たい。誰もいない海。 私は死ぬのが怖かった。だが、生きる方がもっと怖かった。 私には何も無かった。 そして、今も空っぽだ。 ここにいればなにか変わるかな？ 教えて欲しい。 私は死ぬのも生きることも恐ろしくて恐ろしく仕方がない馬鹿な人間だ。 どうか、生きてていい理由を教えてください。人魚様。 「人魚様。生きる意味を見つけました。ありがとう。おやすみなさい。」 「僕はあなたの力を借りて、人々を救う。」 「しーちゃん。元気でね。」

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