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EDU*10+POW*10　採用 khalkos カルコス 本名とは思われないがそう名乗る、不気味なまでの長身痩躯の男。 会話の際は自身のことを我身、相手を其方と独特な呼び方をするうえ、あまり口数多く話す様子は見られず、日頃から近寄りがたい雰囲気を持つ。 任務に対して大抵のことは顔色を変えることなく粛々とこなし、原初のアルカナはじめ他の機関員や区画内の住民とも親しくしている様子はないが、彼らを護る意志はあるらしく、行動には躊躇いがない。また、話すことを拒んでいるわけではないため、場合に応じて指示や助言を行う。 本人が明かさないため生まれには謎が多いものの、独自の死生観を持ち、"死"を魂が流転する大きな流れの中での一時的な安寧と位置付けている。 また、魂が滅することのない流れであるのに対して、今世の生を区切るのは肉体との結びつきであるとも思っており、自身のことを「我身」と呼ぶ。 目元と口元、ほか体の数箇所に十字の入墨があり、これは死神としての能力が発現した際にいれたもの。 自身が戦場で死すとも、その器たる肉体を悪用されることがないように祈るまじないである。 死に関する本をよく読んでおり、そのジャンルは哲学書から医学書、宗教書、まじないの類に至るまで幅広い。 贅沢には興味がなく仕事と読書以外に趣味らしい趣味がない。本人曰く生まれつき体の感覚が鈍い傾向にあるらしい。 味覚も鈍いらしく、食事への拘りもないため、いつも同じものを見、同じものを食べ、同じように眠る機械的といえる生活を送る。 いつも所持している大鎌にはいくつも鎖が巻きついているにも関わらず、気配を消しているかのように静かに近づいてくることが多い。 所持品自体が少ない中、武器である鎌と共に常に持ち歩いている硬貨は仲間たちの死後の旅路に捧げる冥銭である。その振る舞いに一見情は見られないものの、仲間たちの魂が次の良き生に向かうことを心から願っている。 ———— 元は、生後数ヶ月で墓地に放置されていた孤児。 身元がわかるものはなく、青銅のナイフだけが共にあった。 一時的に養護院預かりとなるも、子を亡くした親の元へ養子入りし、その「死んだはずの子供として」生きることとなった。 成長につれその事実を察した後も養父母には実子として振る舞ったものの、育つにつれ明らかに両親と異なる容貌や性格の違いから、十代の頃に生家を出て行方をくらまし、それを機にこれまでの名を捨てて養護院で与えられたkhalkosと名乗るようになる。 養父母には手紙でのみ連絡をとっており、機関入りしたことは伝えているが、自身が【死神】であることは伝えていない。 マスクとフードで顔を隠すのも万が一姿を見られてもそれと分からないようにするため。 また、彼らが二度も息子の死を経験することがないよう、自室には向こう二十年分ほどの両親宛の手紙を書き溜めている。 生の中で二度自分の存在を捨てて概念的な死を経験したことで、自身の身ひとつを己が生と定義しており、カルコスが自分の出生を人に明かすことはない。 「我身がどこの誰であったか、それは死したのち語られる言葉がすべて」

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