タグ： しのだ

一人称:僕（精神退行時）→俺 二人称:あなた→君、（あんた） 三人称:お兄さん、お姉さん→彼、彼女 「僕は水の中の生き物が大好きなんです。透明で綺麗だから。」 綺麗な見た目を利用して母に無理やりモデルをさせられていた。売れっ子へと上り詰めたおかげで家は裕福となった。そんな最中、知らない女性にさらわれ人形のように遊ばれたことがトラウマとなってしまった。 それ以来彼は性別を相手に悟られることに極度の恐怖を抱くようになり中性的な服装をするようになった。 また、トラウマで人との接触で発作を起こすようになった彼に唯一付き添って、どんなに取り乱しても何があっても守ってくれた兄弟と初めて見た水族館の景色が心に根付いている。 透明で綺麗。暗くて静か。 自分もそんなふうになれたらいいのに。 そのため水棲生物に関わる仕事をしたいと思うようになった。人に干渉を受けない仕事がいいと、水棲生物の生態を調査する雑誌の記者となった。 記者となった一年前のあの日、母は呆気なく亡くなった。 今の自分を形作った母はもういない。 けれど確かに母は優しかった。なんでこんなことを忘れていたのだろう。 なぜか感じる罪悪感を胸に、こうなったらとことん悪になろうときめた。 兄と二人で、どこまでも。 「」なんてね。ネタバレあり 兄のことは元々刷り込みでもなんでもなく愛していた。 心が傷ついて誰も近寄せたくないと暴れていた時も寄り添って抱きしめてくれたから。 傷つけても優しく大丈夫って笑ってくれたから。 でもそばにいて、触れ合うほど兄弟なのだと思い知らされるのが辛くて、「近寄らないで」「兄さん、あんまりくっつかないでよ」「」なんて言ってたから好きなのは全くバレなかったようだ。 心が壊れてからは尖った態度は鳴りを潜め、ぼんやりするようになってしまった。 でももう、全てを思い出したので元のすこし照れると罵倒する癖が戻ってきたし割とアクティブにもなったかもしれない。 とはいえ水とかが好きなのは変わらず。 「水が好きな理由とか、ちょっとは考えてよ　にぶぼけ兄さん」なんてね。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ