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「オレ様は、ＵＧＮ所属（予定）！ 天才イケメンオーヴァード、【漆黒の捕食者】Darkness Eaterすなわち『Ｄ．Ｅ．』こと―― 司波黒羽様だ！」 本名四葉黒羽。16歳。男。成長に恵まれなかった系男子。よくて14歳程度にしか見られない哀しい性の持ち主。 光羽町において多くの決定権を有し、実質的に町を治めている十二の家系、”宗家”。 司波黒羽はそんな宗家のうちの一つ、四葉家の第2子であり長男である。 田舎の閉塞感や、家督を継ぐという閉鎖的な未来を悲観していたところを姉の卯月（うづき）に見抜かれ、卯月が無理を言って四葉家を継ぐことになった。 しかし結局、姉を光羽町に閉じ込めてしまった申し訳なさと、それを強いた十二宗家に反発し、一人で町を出た。 十二宗家に関連する苗字である四葉姓を嫌い、司波と偽っている。 ちなみに、四葉家の人間が嫌いなわけではないため、上京後も定期的に連絡を取っている。 特に卯月には懐いており、事情を知っている両親からは「いつでも帰ってきていいぞ」と心配されている。 一人称は「俺」ならびに「オレ様」。二人称は「お前」もしくは「キミ」。 三人称は「○○さん」や「○○」、「あの人」など。 見た目に寄らず好きな食べ物はピーマンやゴーヤ。（大人ぶっていると思われているが実際好きであり、評価は心外である。） ちなみによくブラックコーヒーを飲んでいる。（こっちは大人ぶって飲んでる。カフェインがだめっぽいと本人談。） 嫌いな食べ物はきなこ。粉っぽいものを口に含むとどうしてもむせてしまう。（ちなみにきなこは卯月の大好物。） 相手の攻撃のエネルギーを吸収し、操作できる性質を持つ。 物理攻撃は体にかかる力を吸い取って柔肌ですら通せなくなる。 光弾、火炎、重力などの非物理攻撃はそのエネルギーを取り込んで自分の技として放ったり、自分の技に威力を乗せたりできる。 また自衛用に自らの指輪を起点としたペンデュラム型独立防御システム『†黒槍・蛇蝎（スコーピオン）†』を開発し防御などに使う。 コードネームＤ．Ｅ．は本人が使っている二つ名のようなもの。 彼は上京以後、一種のキャラ付けとして中二病を患っている。 本人いわく「カッコイイだろ？」とのこと。 本人のあどけなさ（）もあって周囲の反応も悪くなく、だいぶ定着している。 ファッション的なものなので真面目なところではけっこう崩すのも好印象らしい。 実のところ、彼は”ふつう”を嫌っている。 凡庸に育ち、当たり前の中で生き、こともなく死んでいく。 光羽町での、宗家としての生活は、そんな生活に漠然とした不安と恐怖を与えた。 誰かにとっての、何かしらの”特別”でありたい。 閉ざされ、刺激に何か変えられることもない”ふつう”に、何かしらの変革を与える存在でありたい。 彼の中二病は、そんな”特別”への憧れの表れであるといってもいい。 本人もうすうす気づいているが、それを人に言うことはせず、中二病という”仮面”を伴ってはぐらかす。 ○十二宗家 光羽町において多くの決定権を有し、町を治めている、一（にのまえ）、二ヶ峰（ふたつがみね）、三条（さんじょう）、四葉（しば）、五十川（いとかわ）、六月（つゆり）、七星（ななほし）、八十八（やそはち）、九頭竜（くずりゅう）、十野（とおの）、安土（あずち）、一二三（ひふみ）の十二の家系。 黒羽は四葉家の流れを汲む人物である。 十二宗家は各家の代表合計12名で採決をとる議会方式のほかに略式として、三家一組、代表4名で採決をとる議会方式をとることがあり、それぞれ１～３、４～６、７～９、１０～１２の家系に他の宗家より強いつながりがある。 （例として四葉家は、五十川家、六月家と深いつながりがある。） ○元十二宗家・現四宗家 かつて光羽町、および周辺地域において多くの決定権を有し、町を治めてる十二の家系。 時代に伴って縮小しかけるが１～３、４～６、…の四家に集約させることでかつて以上の権力を持つようになる。 現代では県知事には意見を出せるどころか政界にもある程度の力を持っている名家となる。　 それぞれ、一、四葉、七星、十野が代表を務めている。 ①一(にのまえ)家 会議等にはほとんど口を出さず、最終決定を見届けて最後の承認をする実質上の最高権力。 もしも婚姻などで誰かを迎える場合は、他の宗家でなければならないしきたりがある血統主義。 ②二ヶ峰(ふたつがみね)家 会議等においては司会進行を行っている実質的な責任者。堅実で口角的な視野の持ち主。 結果を出せる実力者を何人も排出し、偶像的権力が“一家”なら実働的権力は“二ヶ峰家”。 ③三条(さんじょう)家 副司会のような立ち位置。こちらも会議等を回す側の立場であり意見を出すことは少ない。 貴族主義な思想を持っている。宗家統合時には真っ先に“一家”の下へ集中的に嫁がせた。 ④四葉(しば)家 穏健派。一部の他宗家からは「情にほだされていては足元をすくわれる」と否定されがちである。 しかし同じ穏健・人情派である“五十川家”と“六月家”からは特に支持が熱く一派の中心である。 ⑤五十川(いとかわ)家 源流が庶民であったこともあり庶民基準な考えを持っており民主的かつ多数意見に流されがち。 宗家統合後の“五十川家”の流れを汲む実質上の現当主は現時点における最年少である25歳。 ⑥六月(つゆり)家 穏健派の家系であり非常に思慮に富んでいる。ただ同時に保守的な一面を持ち合わせている。 代々病弱な者に限って当主の器を持つことが多いため一部では“動かざる六月家”と呼ばれる。 ⑦七星(ななほし)家 “二ヶ峰家”の者ですら「才覚に富んではいるが油断できない一族」と評する堅実で冷徹な宗家。 最善な結果のために最低な行為を躊躇わないことが多いため他宗家から危険視されている。 ⑧八十八(やそはち)家 悪い意味で貴族主義かつ血統主義の過激派。“七星家”の体のいい鉄砲玉扱いを受けている。 宗家統合化の際に“一家派”と“七星家派”に大きく二分割されているため実質上最低権力宗家。 ⑨九頭竜(くずりゅう)家 代々地域一帯の警邏を担当しており、宗家の中ではもっとも警察組織に関わりがあり動かせる。 当主は代々決断力が強く、意見を曲げない。それが災いして町からの離脱者が多く最小の宗家。 ⑩十野(とおの)家 裏社会との繋がりが最も強く、会議等では鶴の一声となることも多い“一家”にならぶ力を持つ宗家。 合理的な判断と冷静な状況分析で場の意見などをまとめ、十野の意見が創意となることも多いが、 本人は意見をあまり出さない。 ⑪安土(あずち)家 “十野家”と深い関係を持つ。会議等では投げやりながら比重的に一番多くの意見を飛ばしている。 一見すると十二宗家の中で一番、成果らしい成果が存在していない一族のように思えるが……？。 ⑫一二三(ひふみ) 喧嘩早い過激派。ちょっと不届き者の気配がすれば「殺っちゃいましょう」で肩をつけようとする短絡集団。 宗家としての歴史も明治頃という十二宗家で一番浅く、“十野家”の力添えで宗家になれたようなものである。

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