タグ： ダージリン SPIN_OFF_TO_FATE

後遺症：ドリームランドに行けない 父親が人身売買ブローカーでアーカムの裏稼業をしている人間で知らない者はいない程だった。だが他のブローカーから独占をしていると反感を買い、雇った殺し屋（リタ）に殺されてしまった。父親はその立場の権力を用いて情報統制等をし、家族に被害がいかないようにしていたが、その父親がいなくなったことで残る母親と自分が世間から追われる身となり、葬儀もできぬまま日本に亡命した。これが5歳のころの出来事。 日本に亡命してからは父親の遺産と母親の給料で生活していた。当時はどうしてパパが死んじゃったの？どうしてパパをおいていっちゃうの？と母親を責める様な言動を取ってしまっていた。その度に母親にはごめんなさいと謝られるばかりだった。高校を卒業した頃、母親から自分の父親の仕事や死んだいきさつを聞く。その時湧いた感情は絶望だった。父親が裏稼業の人間だという事がショックでしかたなかった。報いを受けてしまったのだなと思った。そしてもし父親が死んでいなければ自分も裏稼業の道を歩んでいたのかと思ってしまったことが嫌だった。自分が今平和な世界で生きているのはその殺し屋のおかげなのかもしれないと思ってしまった自分が嫌だった。父親を殺した人間に感謝しそうになっている自分が嫌で仕方なかった。 その殺し屋に会ったらどうなってしまうのだろう。 高校卒業後は中学生の頃からしていた新聞配達のアルバイトのつてで出版社に勤める事となった。母を楽させるために毎日励んでいる。ただ、芸能人と暴力団との繋がりが発覚！みたいな記事を書くことになると自分の父親の事を思い出し辟易する。 キングスポートには仕事で訪れている。旅行会社からの依頼で、今度開催するツアー旅行の集客のための記事を書かなければならない。その為に英語圏出身の自分が現地に赴いている。旅費は旅行会社から出ている。 父：Martin=Read（マーティン＝リード） 母：Cassie=Read（キャシーー=リード） イメソン 悪の天使と正義の悪魔/ザ・コレクターズ 「天使と悪魔が仲良く座ってんだ　僕は真ん中どっち向けばいい？」 https://youtu.be/I0hXq6vFPyU

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