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※2015：占い師ベース 〇職業技能ポイント 　［EDU*10+POW*10］または［EDU*10+APP*10］→［EDU*10+POW*10］選択 【 職業特記 】 　オカルトを信じている人に対する〈言いくるめ〉〈説得〉に+10％のボーナス。 【 職業技能 】 　個人的な関心の技能：精神分析 【 特徴表 】 ＜2-10：前職＞ 　以前は別の職に就いていたか、幼少の頃に何か得難い体験をしている。 　［EDU*3］％を、前職としてプレイヤーが決めた、職業上の技能に割り振ることができる。 　45P〈隠す：5P〉〈隠れる：40P〉 ＜4-2(D)：方向音痴＞1d6→50P：追跡へ 　〈ナビゲート〉の基本成功率が1％になる。 　加えて、経験ロールで成長させることはできない。 【 探索者データ 】 〇家族：父(塾長)、母(大学教授)、弟(銀行員) 〇友人：無難にいる ■ 性格 ■ おっとり優しい雰囲気でどことなく存在感が薄い。ふと気づいたらいなくなっているような男である。 マイペースで何かに力を入れている姿が見受けられず責任感というものを感じられないが、裏で努力している典型的な見栄っ張りだ。 余裕そうに見せておきながら余裕がないなんてこともままある。 キャパオーバーになると突然運任せにするので、彼をよく知っている者は彼が自分を占い始めたら限界なのだろうと感じるのではないだろうか。 ■ 簡易設定 ■ 静馬はこれと言って問題のある子どもではなかった。成績は上位層で、運動も不得意ではなく、友人関係も特に不和はない。無難に優秀で我儘をいうこともない、手がかからない子供。それが教師からの認識だっただろう。家庭環境も教育熱心なだけで特段これといった問題はなかった。 しかし、彼にとって家は居心地の悪い空間でしかない。一つ下の弟は非常に優秀で、甘え上手だった為、常に比較される。弟なら一度でちゃんと出来るのにとため息を吐かれたことは数えきれないほどだ。いい成績を収めても、弟はそれ以上の結果を持って家に帰ってくる。自分が努力して出した成果を軽々と越えていく弟を見ていれば、次第に努力している姿を見せるのを恐れるようになっていた。隠れて努力をするようになったら“やれば出来るのに”と咎められるようになったが、その言葉の方が静馬を安心させるものであった。居場所がない家庭内で少しでも自分に可能性を感じてくれる。それだけあれば充分で後は空気のようにあるのが吉だと、青年期を過ごした。 短大を卒業してからはふらりと就職先を告げることもなく家を出て、趣味にしていた占いとアルバイトで生計を立てている今だ。 ひっそりと努力しているときに息苦しくなればこれが気を紛らわせてくれた。 「うん、僕の占い結果によるとあっちみたいだ」 【 AF/呪文 】 〇AF 〇魔導書 【 魔導書 】 【 不定/後遺症 】 〇不定 〇後遺症 【 遭遇神話生物 】 【 通過シナリオ 】 　じょはりの惑 …… 生還[ 風間流水/谷内田純 ] 楽曲：プロトディスコ 【 HO1：幼馴染 】 幸子の存在は静馬にとって切り離すことの出来ない存在だ。彼女は自分以外に外と繋がる手段がないのだと傲慢な考えを静馬は抱いており、それがやけに心地よい。両親から得られなかった承認欲求を彼女から得ようとしているのである。 始めこそなんとなく頼まれたからと連絡物を届けていたが、他とは違う異様な姿に興味を引いた。自分以外に彼女の家に行きたがる者はおらず、家庭環境が劣悪なのだろうと小学校を卒業する頃にもなれば察するものがある。自分以外に彼女と話す者もほとんどおらず、彼女には本当に自分しかいないのではないかと感じればようやっと自分の居所を見つけたような気がした。 それからは一層彼女に、半ば執着にも近い感情を抱いたか。占いを始めたのも彼女がきっかけだ。 女の子はみんな好きだからと家にあるトランプを使って明日のことを占って聞かせたり、徐々に本格的になってタロット占いなんかもするようになっていく。 「明日良い事があるみたいだよ」といつものように占い結果を聞かせた翌日、彼女の母が亡くなったのである。 只の偶然であるとわかっていても「良い事あった？」と、幸子に聞いた静馬の顔はほころんでいたかもいれない。

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