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アッシュ 期待されてない新人。本人も進んでこの現状を受け入れた訳ではなく、ただ黙っていたらこの劣悪な環境に行き着いた。あまり物事に関心がなく、ボーッとしていることが多い。ボーッとしてることが多ので、もちろん仕事はミスも多い。上司に頭ごなしにイチャモン付けられたりするがあんまり聞いてない。ある意味ポジティブなのかもしれない。 何となく極楽浄土に行けば楽になれるのではないかという気持ちだけあるので、それだけを目標にぼんやりと業務をこなしている。何かを考えている訳では無い、何も考えない方が楽だと思っているから何も考えてない説がある。 羽が動かなかったり、胸が痛かったりするがあんまり気にしてない。 たまの休みに死んだように低反発コールタールクッションで寝るのが生きがいと化している。 なんかよく天使にちょっかいをかけられてはいるがあんまり話を聴いてないので何言ってるか覚えてない、というか顔と名前すら悪魔の時は覚えているか怪しい。 1発芸 コールタールお手玉 5匹くらいなら余裕でお手玉できるらしい、もはやジャグリングである 灰崎伊玖磨 ﾊｲｻﾞｷｲｸﾏ。 下界用 仕事がめんどくせぇと愚痴りつつやる気は人一倍無いが、ブラック企業から足を洗う為努力するおじさん。まぁまぁ社交的。普通にコミュニケーションはとれるし、冗談もいえる。営業はやっぱり人当たりが良くちゃね…。インテリ高マウントとってくる天使には相手の高級革靴にタバコの灰をワザと落としたりしながら、売り言葉に買い言葉で対応する。悪魔の時と違って、割と小言の言い合いなど応じるらしい。 誕生日11月14日 人間だった時の記憶 灰崎 伊玖磨 享年39歳 ごく普通の会社の営業職、年齢的にも大役を任されてたり普通にできる人だった。人当たりもよく、上司からも頼りにされたり部下も何人も居た仕事人間。 しかしながら、クロスドレッサーな所があり、幼少期から女の子の格好をするのが好き。結局四十路前になっても辞められず、こっそりTwitterの裏垢で女装写メアップするのが日課だった。自分でも可笑しいという自覚はあれど、数人から貰えるイイネに嬉しくなったりしてた。正々堂々こういう格好ができる女の子になりたいとう気持ちも多少あったが、今の生活で満足出来ていた。 しかしながら、とある心無いフォロワーに裏垢を2chに晒され、これまた心無いネット住民に特定と会社に晒しあげられ、会社では後ろ指さされるわ、営業職から落とされるわ、精神的にまいってしまった。仕事をやめて家族にも泣かれてしまった。 しかも、誰も味方になる所か、友人にもお前いい歳して気持ち悪いだけなんだから辞めろよだなんて言われて心が折れたらしい。 来世は好きな服を好きなだけきれたらいいな……って世を儚んでいた。 だから、もう出来れば社会の為に働きたくないし、何も考えなければ罵倒も聞こえないし、悪魔の姿が女なのは好きな服を着たい現れなんだろう。 なんにも覚えてないわけなんですけど。

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