タグ： ぞんびの家の民

「怪我したの？　見せてごらん、手当してあげる」 「正しいことは良いことなんだよ」 「正しくないとだめなんだ、だって悪いことは…しちゃいけないんでしょう？」 「日々の実りも、花も、命も、すべては主の恵みだから、大切にしないと」 ●性格 物腰穏やか、物静か、ややおっとりとしている、悪事に対する拒否感が強い、植物や動物の世話をしたり触れ合うのが好き 天秤の騎士であるアザゼルに対し憧れを抱いている ――――――――――　以下人生について　―――――――――― ●現世での人生 東の国の農業が盛んな地域で育ち、敬虔で優しい両親のもと５人兄弟の末子として産まれた。（兄２人、姉２人） 兄や姉も優しく、皆で畑を耕し勤勉に働き安息日には祈りを捧げ主に忠誠と感謝を捧げていた。 現世においても末子という産まれ故か穏やかでゆったりとマイペースな方だった。 大地を愛し、土を耕し、勤勉に朝から働き、食を頂き日々の実りに感謝をする、そのような日々に満足して生きてきた。 ●最悪の人生ルート 雨不足、そして大きな虫害により全ての人々が飢えていた頃、働き手を欲した男女が欲望のままに沢山の子を為した。 その家の多くの子達は飢え、休みなく働く環境によって命を落としていった。 彼もまたそこに産まれた子供のうちの一人だった。 両親は禄に面倒を見ず、子供の面倒は大きな子供に任せていた。 ある年の冬、その季節はひときわ寒かった。その年の実りは少なく、多くの人が飢餓で倒れた。 幼い子供や彼はその飢えの中、震えていた。そんな彼らの前に扉が開く、そこにいたのは両の親。 彼らは言った。 「今年の冬は"肉"で凌ぐしか無いだろう、程よく育った肉が有って良かった」と。 享年：１８歳

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