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基本ルルブ医者ベースに作成 個人的技能→杖 ========================================== 一人称：俺・先生 好：コーヒー、ハッカ飴、パズル 嫌：逃げる患者、喧騒、人混み 「あのねえ、健康管理って言葉知ってる？」 「それは先生の言う事聞かないからです～」 「アラ～死んでくんねえかな～」 「…嫌いなのよ。言う事聞かねえ患者は」 【性　格】=================================== いつも目の下に隈を作っているけだるげなおじさん。普段は返答も態度もゆるいので不真面目な医者だと思われる事も多いが自分の仕事に関しては非常に真摯に向き合っており、患者の事を第一に考えている。泊りがけの仕事の日以外も常に病院にいるのでいつ帰っているのか分からないとの噂。自称ショートスリーパーでありコーヒー中毒者。煙草や酒はやらないが毎日大量のコーヒーを飲みハッカ飴を舐めている。割と小さな子供には人気で「うさぎせんせい」と呼ばれたりする。最初は訂正していたが今は面倒なので好きにさせている。 【特徴表】=================================== 5-8：チェイサー 正義感か、それとも執着心か。探索者は追いかける事に関して人並み外れた才能を持っている。追跡+30％ 【過去・背景】※読まなくても平気！=================== 2031年、災害後に神無区で次男坊として産まれ、復興の真っ只中で育った。災害の傷跡が大きく残った神無区では決して珍しい事ではなかったが、兎洞家は数あるうちの貧しい家庭の一つだった。両親は災害の影響か環境の影響なのか原因不明の病に侵されていた。まだ学生だった兄と共に両親を病院に連れて入ったが、原因が分からない事と、検査にも大金がかかる事から両親はそれ以上病院に通おうとはしなかった。少しだとしても病院に通えたはずの金は紡と兄の為にと与えられ、貧しい中でも十分な教育を受ける事ができた。兄と紡は「そんなことよりも」と反対したが、両親は「必要な事だ」と決して譲らなかった。 病院の医者に診せられないならせめても、と紡は医学について学ぶようになり、独学的な医学療法や指導で両親を支えていた。兄は家計を支える為にと仕事に出た。それから十数年、しかし両親は紡が成人した頃には病気で他界してしまった。両親が死んで暫くして、紡はこの神無区で医者となった。兄は紡に神無区を出て医者として働けばいいと説得したが、紡の意思は変わらず、兄は一人で神無区を出ていってしまった。現在はあまり連絡もとっていない。 医者になって数年、仕事にも慣れ、病院での顔ぶれも落ち着いて来た頃、数名の暴徒に絡まれている青年を発見し保護。その際に暴徒が振り回した松明の様な武器で左胸に火傷を負うが命に別状はなかった。青年に話を聞けば、彼は生まれつき足が悪く、家族も居ないらしかった。暴徒に襲われていたのは彼らも生きる為に自分から持ち物を奪おうとしたのだと言った。紡にとってこの青年は、どこか両親の善性を思い出させるような存在だった。 暴徒から受けた暴力による負傷がそこそこあったため、それからしばらく、青年は紡の働く病院に入院することになった。担当医になった紡は青年を気にかけ、たくさんの事を話し、不自由な足のリハビリにも付き合った。青年はいつも笑っていたが、どこか諦めているようにも見えた。「僕も鳥だったらなあ」それが青年の口癖だった。 驚くことに、青年の足はリハビリの効果か良くなっていき、ほとんど動かなかった左脚は杖を使えば人並のスピードで歩けるようになっていった。 そんなある日、青年は「まだ勝手に歩き回らない事」という紡との約束を破り、姿を消した。その頃の紡は多忙の日々であまり青年だけに構っているわけにもいかず、気付くのが遅れてしまった。気づいた頃には青年の病室には「先生、ありがとうございました。僕は鳥になります」という書置きだけが残されていた。瞬間、悪い想像が脳裏に過った紡は屋上へと走った。足が悪い青年になら、少し出遅れていても、追いつけたはずだった。でも青年の足は、一人で長い階段を登れるほどに良くなっていた。紡が屋上の扉を開け、外に出た瞬間、目の前で青年は空を飛んだ。 その後、紡は勤めていた病院から現在勤務する久遠病院へと席を移し、今に至る。 以下ネタバレ====== AF『小説：人類讃歌』 探索者とよく似た人物が登場する物語。エピローグは「一人の孤独な青年を助け出した（探索者の数）人、この世の終焉を選ぶ」と締めくくられている。 この小説を使えば、クローズドシナリオのみとはなるが、年代的に過去のシナリオに探索者を連れていくことが可能。 ただし、使用する度にクトゥルフ神話技能が+5％されていく。 ※キャラクターシートにこのAFを記載する場合、『AF：誰かの小説』と伏せること。

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