タグ： ざいちか 088

「やぁ、初めまして。俺のことは好きに呼んでくれ。」 「…………。あぁ、すまない。少しぼうっとしてた。」 「悪い……、触れられるのは苦手なんだ。」 人当たりの良い人物。一見して人に好かれやすそうなものだが本人が意図して隔たりを設けるため人間関係は浅め。 以下追記 「美しいものは好きだ。どうしようもなく惹かれる。」 「この身体は美しくない。いっそ他人の身体でも借りられたら、なんて。冗談だよ。」 「もしこの願望が叶うなら、俺は”悪魔の手を取る”んだろうか。」 生まれつき肌の一部(左目付近と左手)が黒色に変色している。これが原因で幼少期にいじめに遭い、人と関わることが極端に苦手になった。また、自信の無さや流されやすい性質もこれが一因している。家庭には恵まれていたものの、友人には恵まれなかったらしい。 初めて日本を訪れたのは15歳の頃だ。彼の世界が少しでも広がれば、と両親が留学を勧めたのがきっかけである。結論から言えば、日本は居心地が良かった。誰も自分のことを知らないし、外国人だから許されることも多くある。何より朝日が綺麗だった。日の出ずる国とはよく言ったものだ。あの瞬間、彼の心はひどく惹かれてしまった。 元々はイギリスで薬剤師になるための勉強する予定だったが、どうしても日本が忘れられず一人で移住することに。 気が付けばイギリスで過ごした時間よりも日本で過ごした時間の方が長くなっている。 ◆性質 彼の本質は臆病である。誰かの隣に立ちたいと思いながら、美しくない自分に意識を向けられるのは彼にとってひどく恐ろしいのだ。 ◆『美しいもの』 単純に見目に限った話ではなく、姿勢や身体の動き、所作、果ては物事に対する態度に至るまで様々なものに対して『美しい』と感じる。言葉にすることは多くないが、彼の心はいつだって揺さぶられているのだ。それゆえにいつだって不安定なのだろう。 ◆記憶 ”MORGEN”の記憶は全くないと言っていい。あるのは感覚的なものだけ。 なんとなく赤に惹かれたりだとか、森の奥が気になったりだとか。 植物の匂いが懐かしいと感じたり、他人の笑顔にどこか既視感を覚えたり。 一番色濃く残っているのは言わずもがな『美しいもの』に対する知的好奇心だ。 他人の『美しさ』を羨望するだけならまだしも、無意識に『手に入れたい』という欲求がちらつく。 当然、今の彼にそれができるだけの術はない。 【通過シナリオ】 ・「本日から皆様にはこちらで暮らしていただきますね!」 ・人形と鉱物庭園 ・ドウルトを吐け ・奥まで愛して ・Honey*2 Lover

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