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えにしだ　しおり 「……？ぼく、何か変なこと言った？」 「簡単なことだよ。きみを苦しめる相手なんていらない。きみが我慢する必要なんてない。嫌な事をされた相手に遠慮なんていらない。そうでしょう？」 「きみはとってもすごい人だ。自分の力で自分の幸せを掴み取った。きみは強い人なんだよ。えらいえらい。よくがんばったね」 「無駄な努力は、幾ら託しても報われない。どんな努力も報われるだなんて夢物語の中だけなんだよ。きみのために助言するけれど、諦めた方がいいと思うな」 「ぼくを否定する権利がきみにあるの？どうして？ぼくの人生において"きみ"という存在は全く不要なのに口出しをされる謂れはないんだけどな」 「──ああ、五月蝿いなあ」満面の笑み 一人称：ぼく　二人称：きみ、〜くん ──────────────────── ▶︎年齢 　27歳 ▶身長 　174cm ▶︎職業 　精神科医 ▶︎誕生日 　11月4日 ▶︎誕生花 　紫式部 ▶︎花言葉 　「聡明」「上品」「愛され上手」 ▶︎容姿 　白髪 　蜂蜜色の瞳 ▶︎好き 　自分を肯定する人、自分の信念を持っている人、笑顔、善導、シュークリーム ▶︎嫌い 　自分の価値観を否定してくる人、自分の価値観を押し付けてくる人、五月蝿い人、複雑な味のする甘いもの ▶︎性格 常に笑顔で穏やかな口調の好青年 他人のことは苗字＋〜さん/くん呼び 善のことは唯一名前で呼ぶ。 基本的に他人のことは等しくどうでも良いと思っているため、助言も彼が心から感じた事を素直に口にしている。 相談に来た相手がどんなに非道な事を行ったとしても、殺人を犯しても、自殺をしたとしても、 自分自身の幸せのために行動したのならば、 熾織は「えらいね」「頑張ったね」と極上の笑顔と共に賛否の声を贈るだろう。 しかし熾織は自分の助言に素直に従い狂っていく人間を内心では蔑んでいる。 自分の不安や恐怖を他者の言葉に委ね、操り人形のようにいうことを聞く様が滑稽で穢らわしい。故に自身の信念を持たない人間が嫌い。 善については当初は他同様軽蔑していたが、熾織の助言を自分なりに噛み砕いて解決案を見出し、現在は「縁田 熾織を全肯定する」ことが彼の中の信念であること、自身の意志で他人の分別をしていることから今では友人と認めている。 甘いものが好きだが様々な味が混ざった濃い甘さは嫌いな面倒くさい男。 ぼくが笑えば周りが喜ぶ。 ぼくが話せば周りが集まる。 ああ、本当に　可笑しな世界だ。 ぼくは万能の神でも、幸せに導いてくれる天使でもない。 話を聞いて助言をすることはできても、救うことはできない。 でも他者は皆、「縁田さんに救われた」って言うんだ。ぼくはそれがよくわからない。 死んだ人間の周りは、いつも終わってから文句を言う。 ぼくはただ、求められたから応えただけなのに。 世界から見放された人達に言葉をかけてあげただけなのに。 ねえ、救うってどういうこと？ 救われるってどういうこと？ わからないんだ。されたことがないから。 経験したことがないから。 ねえ、ぼくの言動は悪なのかな？ じゃあ何も言わずに見捨てることが正義なのかな？ ぼくの言葉を聞いて救われたと言う彼らの意志は無視してしまっていいということ？ わからない。わからない。 関わりたくない。考えたくない。 ──ああ　やめてくれ 僕を救世主と崇めないでくれ 他人の価値観とは人それぞれで、何が正義で何が悪かはそれぞれだ。 生きる上で誰しもが自分と相手の許容範囲の中で折れて適切な距離を保って生きている。 相手が何を好きで何を嫌いで何を信念にしているかなんてどうでもいい。その人の好きにすればいい。 だってそうだろう？ その人の人生はその人のものなんだから。 ──だから ぼくの嗜好に　ぼくのこころに　ぼくの考えに ぼくの価値観に　ぼくの正義に　ぼくの世界に 何人たりとも土足で踏み込んでくるな。 ■職業ベース─────────────── 【医師】 技能：医学、応急手当、経理、信用、生物学、説得、薬学、他の言語（英語、ドイツ語、ラテン語） 　→精神科医のため、経理の代わりに精神分析を取得 ───────────────────── ■技能────────────────── ◇＜制作：パーフェクトスマイル＞ 天使も腰を抜かすような生まれ持った美貌で、相手の警戒を解く。 技能に成功した際のバフ効果はKPに一任するが、フレーバー効果として熾織のことが好意的に感じられるだろう。 ───────────────────── ■特徴表───────────────── 2-1 手先が器用 任意の＜制作＞1つの基本成功率が50%となる。(プレイヤーは分野を決めること。) 更に＜機械修理＞および＜電気修理＞に+10% ───────────────────── ■由来────────────────── ◇縁田 【縁】が語源 ▽えにし 《「えに（縁）」＋強意の副助詞「し」から》 えん。ゆかり。 ▽えん １ なんらかのかかわりあいやつながりのあること。因縁。「縁(えん)も—もない」「文豪—の地」「—の者を頼って上京する」 ２ 血縁関係のある者。親族。縁者。 ▽よすが １ 身や心のよりどころとすること。頼りとすること。また、身寄り。血縁者。よるべ。「知人を—に上京する」「身を寄せる—もない」 ２ 手がかり。手だて。方法。「今ではもう昔を知る—はない」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇熾 熾天使から キリスト教などのある学派における、天使の階層の一つ。又はその階層に属する天使。 天使に関する最も有力な説における最高位の天使で、キリストの生誕をマリアに告げた（受胎告知）、ガブリエルなどがこの階層に属するとされる。 セラフ、セラフィム。 【熾】「火が盛んに燃える」の意 　　　神への愛と情熱で体が燃えていることを表す ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇熾織 【栞】から １ 紙・布・革などで作り、書物の間に挟んで目印とするもの。 ２ 簡単な手引書。案内書。「修学旅行の—」 ３ 山道などで、木の枝などを折って道しるべとすること。また、そのもの。 ───────────────────── ■イメージソング───────────── ♪アンヘル/かいりきベア ♪悪魔の踊り方/キタニタツヤ ──────────────────── ↓以下、秘匿内容 ■HO楽──────────────── ・ギフトコード 君は人を何人も救った｡ さて､君は誰に救われた？ そして､君の“それ”は本当に救いだったか？ ・あなた あなたは友人が沢山おり､少なからず自分が満足するように生きているはずなのだが､日々息苦しくて堪らない｡ あなたの家庭環境は良好とは言えなかった｡家庭内暴力などはないが､家に帰れば家族の口論は耐えず､部屋は散らかり放題､罵倒が飛び放題だ｡ しかしそれを当たり前のように感じているあなたは､もはやそういった事案を笑顔で対処するようになっていた｡ 理由は一任するが､もしかしたらあなたの心はすでに壊れているのかもしれない｡ ・意図しない救世主 そんなあなたの存在を頼るように､様々な人が相談や解決のために手を伸ばしてきた｡ 友人でも､他人でも､大切な人でも｡どんな人でもあなたに救いを求めてきた｡ 最初のうちは一つ一つ丁寧に相談に乗った｡それによって救われた人間は数多くいただろう｡ だが､いつしか無意識にも意識的にも構わないがその救い方の方向性が変わってくる｡ あなたの告げた言葉によって､自殺者が出るようになった｡ それによってどんな感情を抱こうが構わない｡ だが､「救い」が何なのか理解できていないあなたは少なからず負い目を感じたりはしなかっただろう｡ あなたは誰かに救われたことがこの人生の中で無かったのだから｡ そういった意味で､あなたは自分の人生も他人の人生も踏み躙って生きてきた｡ 自覚があるかは別だろうが｡ ・自殺者 自殺者の中に､夢を追いかけていた人物が一人いた｡ 相談事を色々持ち掛けてきたが､それに対して「未来に期待をしない方がいい」といった旨を伝えた覚えがある｡ その言葉を聞いた人物は､自殺した｡そういったように､あなたは傍から見れば色んな人を死に導いてしまっている｡ ・友人 友人のうちの一人に「NPC:日向 善(ひなた ぜん)」というNPCがいる｡ 彼は20代前半の男(女)であり､「あなたに救われた！」と豪語する一人である｡ 彼(彼女)は当時引っ込み思案でひたすら暗かったせいか､様々な人に虐げられて傷跡を身体に残していたのだ｡ それに対して適当に対処法を述べた時､物凄く明るい性格になっていた｡ その時､「全員殴って折ったりしたら黙りました！こんなに簡単なことだったんですねー！」と告げてきただろう｡ それ以降､事あるごとにあなたの側に現れ､行動全てを肯定してくる｡謂わば､全肯定botだ｡ 自分以外の他人を何かしら自分で定めたラインで軽蔑する節がある｡ ※日向が男か女かはPLに一任とする｡ 　KPの判断でこちらの性別でないと厳しいなどがあれば､PLと相談する｡ ・ステータス あなたは人に対して口が上手い｡ 好きな＜交渉系＞技能に+30の補正が入る｡ ────────────────────

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