タグ： 高校生 モデル 男の娘

内田ホタルという名前はモデルとしての名前であり、本名は内田蛍都（ウチダケイト）である。 ファッション雑誌『Seven ten（セブンテン）』でモデルを務めており、事務所からは高校卒業後は専属モデルにならないかと誘われている。しかし、本人は服を作る事に興味があるため、勉強の為に進学を希望している。 性別は男だが、私服も学校の制服も女性の格好をしている。本人いわく「僕にはレディースの方が似合うよね」との事であり、実際に女性として雑誌に載っていても誰も違和感を感じていない。 とくに男である事を隠している訳ではないが『Seven ten』の読者達からは『美人過ぎるボクっ娘』『自称男の娘』『可愛いの前で性別は無力』『むしろ２度おいしい』『胸の無い女神』などの好意的な評価を受けている。 スポーツは全面的に苦手であり、体力もあまりない。勉強は平均的な成績で、得意科目は得になし。テスト前にはそこそこ勉強し、赤点のないほどほどの点数を取る。男女平等に友人は多く、ごくごく普通の学生生活を送っている。 ───と、本人は思っているが、実は本人の知らない所で彼を巡る戦いが繰り広げられている。 いわゆる女装が一般的な趣味と言えない事は理解しているため、初対面や馴染みの薄い相手に対してはつい表情を伺ってしまう事があり、相手が自分に対してどんな感情を持っているかを考えている。とはいえ、嫌われたら嫌われたで「無理に好かれなくてもいいや。自分とは合わない人だったんだ。」と割り切れてしまうあたり、以外と強い精神力を持っているのかもしれない。 基本的にはレディース服を好んで着用しているが、似合うと思えばメンズ服も着る。見た目こそ絶世の美女といえるが、精神は間違いなく男性である。 しかし、女性に対しての恋愛感情は薄く、親しく接していても付き合いたいと思う程の感情を抱いた事はない。それは自分自身が女性としてはハイスペックな見た目をしている事や、仕事や学校でも女性に囲まれている事が多いせいである。良く言えば女性に対して誠実であるが、悪く言えば理想が高すぎるのである。少なくとも見た目だけで異性に惚れる事はなさそうだ。 服飾業を志すようになったきっかけは、子供の頃に描いた絵が家族に誉められたとか、自分がデザインして作った小物が喜ばれたとか、そんな些細な事である。 ちなみに家族構成は父、母、姉、ホタルの4人家族であるが、姉は大学へ通うため家を出ている。 中学の3年生くらいまでは本気で「大人になったらお姉ちゃんと結婚する！」と言っていたが、本人的には思い出すだけで赤面して頭を抱えてしまう程の黒歴史になっている。 思春期を経過し成長したホタルは姉に対してついつい冷たい態度をとってしまったりするが、内心では姉に構って欲しくてしょうがないのである。そう、ホタルは不治の病（シスコン）を患っていたのだ。（本人的には自覚症状無し） そんな姉が大学への進学ために一人暮らしを始める時「仕事の関係者がお姉ちゃんの大学の近くにマンション持ってて、偶然部屋が空いてるから安く貸してくれるって。」と何でもない顔で紹介したが、実際は仕事のコネクションを最大限に使い下見に下見を重ね厳選した部屋である。 オートロックに防犯カメラ完備の安心セキュリティー。さりげなく（？）自分の部屋を設けても姉の邪魔にならない2LDK。「ママとパパに様子見てくるように言われてるだけだから。」とか「家から行くよりこっちから行った方が事務所に近いから今日は泊まってくね。」とか言いながら月に数回泊まりこんでいるあたり、もはや重症である……。

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