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怪盗団『もも肉解凍団』通称 thietha のリーダー。 因みにチーム名は提案したら苦渋の顔を浮かべてマシな通称を考えてくれたのでマジ感謝。 両耳には♤のイヤリング（型トランシーバー）を揺らしており、口角の上がった口許が特徴的。いつも楽しそうに笑っている印象。 チーム名からそうだが圧倒的にセンス皆無でイマイチな服を好んでいる。更に言うなら壊滅的な音痴で彼に歌わせたら頭痛がしそうなくらいだ。 チームメイトを『家族』と呼び、とても大切な仲間だと感じている。だからこそ誰かが解散を匂わせる話題をすればひとたび元気がなくなり枯れたサボテンのように干枯らびることだろう。 「俺の家族はお前らしか居ねえよ！」 Code Name『Clay』意味は粘土……？ 柊 真琴（ﾋｲﾗｷﾞ ﾏｺﾄ） 幾代と続く伝統的な柊財閥の一人息子。 小さい頃の記憶は朧気だが、唯一覚えてるのはとても可愛らしい幼馴染みと「おおきくなったらけっこんしようね！」なんて約束した事。 そんな彼女は自分の元から去っていき二度と会えないのだと子供心に感じていた。 親が決めた許嫁は今は未だ学生ではあるが控え目で綺麗な女性。自分には勿体無いぐらいのとても良い子。別れてしまった幼馴染みとの虚空の約束がずっと胸の中で残り続けているが、叶いもしない非現実的な約束よりも現実的な政略結婚の方が親もみんなも喜ぶだろうと、受け入れるしか無かった。 そんな中18歳で、高校最後の一年。 大きな事がしたい。家の事なんか現実の事なんか忘れて夢に浸りたい、と始めたのがこの怪盗団だった。初めはすぐ辞めるし適当な人間を集めて適当に盗めば良いと思っていたが、案外心地の良い場所に今ではすっかり固執気味だ。解散したくない。然し25歳になれば家を継がなければならず、自然と怪盗団は消滅するのだろうと考える度にいつ皆にも伝えればいいのか、伝える勇気などないに等しい気持ちに、憂いを帯びるのだ。 コードネームの『clay』は粘土と云う意味も有るが、死体と云う意味も含むのだそうだ。 いつしか怪盗団を解散してしまう。怪盗としての自分は直にいなくなってしまう。否、元より曖昧な存在だったのかもしれない。そんな気持ちを込めて、自らclayと名付けた。 通過後追記 親愛なる家族へ 文章で伝える事になってしまい申し訳ない、俺はお前達に隠し事をしていた。それはこの怪盗団を解散前提で結成した事だ。聞きたいやつが居るなら俺について話そう、そんな世話好きな家族は居ないだろうけど。 だが、俺は家族が好きだ！大好きだ！ だから勝手だけど、もう少し長く、そうだなお前達が飽きる頃までは続ける事にした。お茶目でおっちょこちょいなリーダーだけど、これからも宜しく頼むぜ！

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