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「"虚構《フィクション》"の物語で"現実《リアル》"の人を殺せたなら……それって、とっても素晴らしいことです!」 「応募用の小説書いて……あっ、『異世界背教者』の方も更新しなくちゃ……」 FHイリーガルの高校生の少女。 最初はUGNに保護され、イリーガルとして協力していたが、 FHの方が自身の欲望の実現に向くと考え、自らFHに移る。 作家志望で、小説の執筆が趣味。 純文学、ライトノベル、あらゆるジャンル・場所を問わず、片っ端から手を出している。 生々しいほどにリアリティが高く、心を揺さぶる描写が評判。 天才アマチュア作家、あるいは小説投稿サイトの上位常連として、その筋では有名。 「最高の物語を書き上げる」ことが欲望。 そのためには多くの経験や知識を得る必要があると考え、 「物事は実際に体験しないと真に理解できない」という理念のもと、あらゆる状況・物事の体感に努力を惜しまない。 そこに善悪や倫理の区別はなく、犯罪や殺傷も平気で行うし、それで他者や自身が不利益を被っても省みない。 自身の経験だけでなく、《異能の指先》や『記憶探索者』によって得る他人の記憶も、描写の向上に役立てる。 特に「死」「ジャーム化」「一般人」「特殊な出自」等々の、"どうあっても自分が体験できない"事柄に好奇心をもつ。 「物語には必ず読み手が必要」のため、あまりにも大量の犠牲者が出たり、世界が大きく変わるような事態は嫌う。 また「作家には必ず"普通の感性"が必要」との考えから、自身のジャーム化は忌諱する。 執筆の際は"自身が心を動かされるか"を基準とするため、常日頃から自身の感情の動きを大切にしている。 そのため、日々や任務での状況の変化や、他人との関わりには鋭敏に反応し、積極的に関わる。 ただ、本質的にはどんな事象も自分の創作のタネとしか見ていない。 ボイスレコーダーを点けっぱなしで持ち歩いており、思考はなるべく声に出して記録するようにしている。 戦闘では、相手の記憶を瞬時に読み取り、"最も恐れるもの"による幻覚攻撃を行う。 "マスターマインド"仕込みの弁術や精神操作も活用。 エフェクトによる精神操作を好まないので、戦闘を楽しむタイプではないが、 攻撃の都合上、戦闘中は師匠顔負けの邪悪な笑顔と言動で煽り倒す。 元々感情表現に乏しく、友達がいなかった。 本を読み漁ることだけが楽しみで、心理や感情については本の中から吸収していった。 中学生の頃、「親を殺すとき、何を思うか?」という動機で両親を殺害。 父は死角から一撃で殺し、母は縛って、罵られながら嬲り殺した。 その時、自身の内より湧いて出る激情に気付き、初めての体験に陶酔する。 この素晴らしさを他の人にも伝えたい──その思いから、物書きを志す。 この事件の後、もしくは最中にオーヴァードに覚醒する＝元々狂人。 "マスターマインド"天船巴は上司のようなもので、UGNを裏切った後、最初に拾われた人物。 戦闘の立ち回りや、任務に関する諸々のテクニックは彼女から教わった(あるいは盗んだ)。 現在もちょくちょく依頼を持ちかけられては、裏切られたり酷い目に遭わされたりする。 殺したいほど憎んでいるけど大好きで、やり口の気に食わないFHの恩人。 ただしロイスとしては真っ先に切る。『絆なんて堕ちないための道具に過ぎませんよ』とか言っていたし。

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