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物心つく前から両親に鷹司家に仕えることがどれだけ素晴らしいことかと説かれて育てられてきた。 出来るだけ鷹司家に早くから馴染めるように、という両親の希望で幼少よりフットマンとして仕えており、当時は男装をしていた。 両親にとっては個人としての自分に価値はなく、｢鷹司家に仕える子を持つ親｣というステータスのための飾りでしかないと、滅私奉公を言い訳に自己主張をせず卑屈な人間に育ちつつあったが、鷹司家の当主夫妻の(主従関係とは言え)愛情や優しさに触れ、もっと役立ちたいとの真っ当な向上心から執事長/メイド長へと上り詰めた。（それをきっかけのひとつとして、両親とも関係性を回復できている。） 結婚をしていないことは滅私奉公を言い訳にしているが、いまは冗談混じりに笑いながら言えている。それに、我が子のように可愛らしい坊ちゃんたちに、私のことを慕ってくれるメイドたち執事たちがおりますもの。 坊ちゃんたちが産まれた頃に男装はやめている。 唯一の趣味は愛車の手入れ。乗り回していることは当主夫妻と執事長補佐にしか明かしておらず、旦那様のものという体で鷹司家の膨大な駐車場のひとつに一緒に停めさせてもらっている。 本当は大型バイクもとても惹かれるが、若い頃に憧れていた車種のいまの愛車が一番なので…。 とは言え、最近はいった新入りのメイドがバイクを持っているそうで、こっそり話を聞けたりしないかと気にしたりしている。でも、こんなおばあちゃんから趣味の話を聞かれても困るだけよねえ…。 坊ちゃんたちが仲の良い兄弟で居られなくなってしまったことに負い目を感じており、せめてふたりの仲がこれ以上拗れないようにと心を砕いている。 特徴表：大切なもの(大海坊ちゃんと主能坊ちゃんのふたりで写った写真。まだふたりの関係が変わる前の、仲の良さそうに寄り添った一枚、唯一残された過去の記録、それの隠し場所である手帳) 特徴表2：プロ・ドライバー 2015年るるぶ、執事/メイドから。特記事項、主人の近くに控えている際に主人の信用/言いくるめに+10 2022/1/21 ある貴族の幻影 KP真紅さん PC鷹司主能、鷹司大海、守屋いく、鳳五郎あんず 守屋はお守りします。鷹司の皆様をお守りします。必ずお守り致します…。 病のようなそれを、誇らしいものに戻してくれたあなたに｢これまで通り｣の最上の信頼を。

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