タグ： 火点りし頃の蜘蛛踊り

　フリーのカメラマン。渋谷や新宿で読者モデルのスカウトをしたりしている。物言いは温厚で、礼儀正しいが少し、弱気な感じがする。 　実際の正体は、詐欺等の常習犯罪者。冷徹な意志で犯罪を遂行するというよりは、無責任で欲望に弱く、嘘を平気でつけて良心の呵責に乏しく犯罪を犯すタイプ。直接的に人を傷付けるのは苦手で、騙した相手をより悪質な犯罪者に誘導して上がりを掠めている。読者モデルの勧誘も、その後、女の子に覚せい剤を覚えさせたり借金を背負わしたりして、人身売買まがいのやり口で報酬を得ている。 　2000万円の借金も、本当は踏み倒してほとぼりが冷めるまでバックレておけばいいと考えていたが、その債権をチャイニーズマフィア「朱蛇幇(チュースオパン)」が引き取ったことで状況が一変した。「朱蛇幇」は、執念深く残忍であり、もし借金を踏み倒した場合、内海は凄まじい拷問の末に惨殺されるだろう。丹野洋介の申し出はまさに願ったりかなったりで、一も二もなく飛びついた。 【台詞(表の顔)】 「僕、内海といいます。フリーのカメラマンです。写真、いいですか？」 「うわっ！　可愛いねえ。渋谷でも滅多に見ないよ」 【台詞(本性)】 「ちっ！　しけた島だぜ･･･。まあいい。霊石さえ手に入れば･･･」 「へへへ。行き掛けの駄賃というのも悪くないねえ」 「やばい。このままじゃチュースオの奴らに･･･いやだ！　死にたくねえ！」

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