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紺堂班配属の刑事 性格はおおらかで多少の荒事には目が向かない...というより気づかない。若干、天然なところがある。本人は気にしていて、なるべく気の使えるような人になりたいと思っているが、ままならずにいる。 幼い頃から空手道を習い、勉強はからっきしであった。空手の才能は並外れたものがあり、特に父は自分の才能を見出していた。そのうち、本人よりものめり込んでいった。 その没頭ぶりは異常で、大会で結果を出すために各地の有名な道場へ教えを請いに連れていかれた。 また、地元の有力選手は軒並み、怪我で選手生命を断たれていた。本人の預かり知らぬ所で父による嫌がらせが起きていたのは、後になって知る事であった。 父の行き過ぎた指導は親子2人だけに留まらず、家族、ひいては道場にまで影響を与えることになる。 家庭を顧みない連日の遠征、自分の実力の元に近づく道場の後輩を集めての個人練習の主催。主従や礼儀を重んじる道場の師範からもいい顔はもとよりされていなかったが、これを機に破門。父を師範とし新しい道場を建てる計画が立てられる。そして後輩の親との不倫を経て家庭は崩壊。両親は高校の時に離婚。 本人はただ、父が喜んでくれる事が嬉しくて空手を続けていたが離婚の時に母から事実を告げられる。 悩み、母を傷つけていた負い目もあり離婚のときには母方に着く。 それからは空手をやめ勉学に励んだ。今まであまりしてこなかったため苦労したが、母を少しでも支えるため、直ぐに就職し刑事となる。 学生時代の彼を支えてくれたのは母の作ってくれたプリンであった。空手の辛い練習の後、大会の後、そして2人で生活するようになった後もよく作ってくれた。彼が就職してから数年後に、心労が祟ったのか母が他界。彼は悲しみの中、母の味を自分で再現しようとプリン作りが趣味になる。よく休日に作って、今の紺堂班の面々にも作っていく。 3年前から再び道着に袖を通し、休日には鍛錬に励んでいる。

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