タグ： 削磨の探索者

カンバラキョウ。G県某所にある蛙徒の村に住んでいる高校生。村長の血筋の第2子。 高校では茶道部に所属しており、お茶を点てることができる。茶道部に入った理由は「部室の窓から弓道部の練習風景が見られるから」。 元々は大人しく、内向的な性格。世話役・鳴海瑞貴との関わりの中でどんどん外向的な側面が増えるようになった。 外の世界のことは何も知らないが、なんとなくあこがれのようなものを抱いている。自分の手には届かないであろう「自由」の象徴的な存在であるためだ。 彼にとって性交とは「穢らわしい行為」に他ならない。自身の身体を暴き、蹂躙する、悪辣な行為だ。 精通を迎えてまもなくの彼が迎えた初体験の記憶が、この印象をつよく脳裏にこびりつかせている。わけも分からないまま性交を強要された彼を支配したのは「快楽」よりも「恐怖」であった。 わからない。どうしてこんなことをしなければならないのか。 わからない。いままでたいけんしたことがないこのかんかくはなんなのか。 こわい。こわい。こわい。 泣いても、叫んでも、助けてくれる大人は誰もいなかった。 家族は俺を愛しているのだという。 愛してくれているのならば、なぜ俺にこんな仕打ちをするのだろう。しきたりのせいで姉はああなったのではないのか。それでもなお、俺にあんなことを強いるのは、何故なのだ。俺なぞ、村長の家系に伝わる通過儀礼を優先させる程度の存在に過ぎないからじゃないのか。 家族から向けられる愛情に、彼は空虚さを感じている。自分の人生を歪める古いしきたりへ抵抗感を持っているが、同時に自分がこの村から逃れる術はないとどこか諦めてもいる。 HO1・小鎌小夜とは、親同士が決めた婚姻関係である。はじめは将来の結婚相手という実感が湧かないまま友達関係の延長という形で遊ぶだけであった。幼馴染の一人として、彼女に接していた。ただし、女の子扱いはちゃんとしている。 彼女のことを彼は綺麗だと思っている。 彼女の存在は慶にとっての聖域であった。 精神的な拠り所、という意味だけではない。慶は身体を繋げたことのない彼女との関わりを、どこか神聖視している節がある。清らかな関わりは、村のさまざまな人間と幾度となく体を繋げてきた彼にとって、特別な意味を持つものであった。自身の持たない清らかさを眩しく思い、そのままであって欲しいと願っている。 ゆえに、彼の中で最も肉体関係を持ちたくないと強く感じている相手も彼女である。 大切に思うからこそ、キスすらも躊躇ってしまう。 HO0・鳴海瑞貴の存在は、慶にとってとても大きなものである。 自身を支え、共に居てくれる彼の優しさに助けられたことは、出会ってからの5年で数え切れない。彼の明るい性格や外向的な部分に触れたおかげで、昔よりも他者に対して開放的に接することができるようになった。そのことについて、慶はつよく恩を感じており、どこかでお返しをしたいと考えているが、中々実行に至れていない。 彼と学校の帰りに寄り道をして飲むラムネが好き。 エピソード一覧 ・慶は何度か瑞貴くんに「通過儀礼」の話をしようと試みている。しかし、全部失敗に終わっている。 　そこで慶は「通過儀礼」について話そうとすると激しい頭痛に襲われることを自覚する。 　瑞貴くんは「なにかをはなそうとしてくれている」が「何を話そうとしているか」は分からない。 ・同じ部活(茶道部)に入っている。慶の方から瑞貴を誘った。 　慶が茶道部に入った理由は、部室の窓の外から弓道部の練習が少し見えるから。 ・仲良くなったきっかけは、瑞貴くんが「どこから来たの？」と慶に質問したこと。 　どこかから来たのは瑞貴くんの方である。 ・5年間クラスが一緒である。出席番号で並んだ際には必ず隣り合っている(前後関係にある)し、 　普通のクラス席でも前後左右どこかの席には必ず瑞貴くんがいる。 　なんなら体育のペアも一緒。写真映るときもどちらともなく隣にいる。 　 ・慶が「帰りたくない」と行った日に、瑞貴くんが一緒にめちゃくちゃ寄り道や遠回りをして 　帰ってくれたことが100回くらいある。ラムネを一緒に飲んだりした。 　帰りが遅くなったことや泥まみれになったことを瑞貴くんは「俺のせいにしていいよ」と言ってくれて、 　慶は申し訳ないと思うと同時に救われた気持ちになっている。実際に何度か瑞貴くんのせいにした(え？！)。 ・夏休みの自由研究を共同で出したことがある。昆虫採集を提出した。 ・運動会の時の二人三脚で無双したことがある。おかげで、高校の体育祭で二人三脚がなくなった。 　借り物競争の時に「友達」が出た慶が瑞貴くんのことを迎えに行った際、 　瑞貴くんが自分のハチマキを互いの足に巻き、二人三脚の状態でゴールに駆け込んだエピソードがある。 　一着だった。 通過シナリオ ・あトの祀り[HO2] ・よ海くだリ ・桜下抄 ・Look at Me!!(ただし、KPCとして) ・黄身と蜂蜜 備忘録 ★[特徴表:6,2]「投擲の才能」 〈投擲〉で投げることのできる武器のダメージ・ボーナスは通常の1/2ではなく、通常のダメージ・ボーナスとなる。 ★AF ・「おそろいのブレスレット」 鳴海からもらったきれいな青い石が繋げられたブレスレットだ。 つけている間幸運＋１０ ・「黄泉の灯篭」 探索者の SAN 値が０になってしまった場合即座にその場に浮遊しながら現れ 注ぎ込んだ SAN 値ぶん回復する。 (使い切り/1 度のみ)　つぎ込んだSAN値→9 ★後遺症 ・「普通の人間」：あなたたちは普通の人間だ。(特記で補正を設けたステータスをそれぞれ１D3 マイナス) ★秘匿ハンドアウト内容 [HO内容:2] あなたは代々この村の村長を務める一家の次男/次女である。ＨＯ１とは親同士が決めた婚約関係にある。恋愛感情は伴っていても伴っていなくてもいい。 家族構成は現在の村長である祖父と母親、父親、そして１８ほど年の離れた姉「洋子」である。 姉の「洋子」は 1８年前神子に選ばれ役目に赴いたが、当時生まれたばかりだったあなたは姉と話したことはない。 彼女はシナリオ開始の半年前にその役目を終えて帰ってきたが、帰って来て 1 週間ほどで眠ったまま起きなくなってしまった。 ひどい衰弱状態にあったため暫くは寝たきりになってしまうだろうとだけ医師から説明されている。何度か覚醒状態になったことを看護師から報告されているものの、タイミング悪く起きている状態の姉とあなたはしっかりと関わったことがない。 また、あなたは幼少期より村長の指示で定期的に村の若い男女との性行為を強いられている。これはこの村の村長の家系の人間ならば誰しも通る通過儀礼のようなものだということをあなたは知っているだろう。何なら家族とも体を繋げ たことがあるかもしれない。 ただ、村長含むあなたの家族はあなたをとても大事に想っている。村長の指示で行為を行っていることをどう思っていてもよいが、他の誰かに相談しようと鋭く頭が痛み、口に出すことはできない。 また、あなたは 5 年前から村にやってきた HO０と意気投合し、村長の指示により「世話役」として HO０が傍に付き添っている。 彼/彼女はおおよそあなたの命令ならば何でも聞いてくれる。(PL は性別や容姿の希望を KP に提出すること。) あなたや、あなたの家族の下腹部には謎の紋章のような がある。 個別推奨技能：「説得」「信用」 特記：ＰＯＷ、ＩＮＴに１5＋１Ｄ4(ステータス値は限界突破可能だがアイデア、幸運の限界は９０)

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